随分以前のこと。
小芝居で、某役者がポリープ手術のため出演不可能になったことがあった。
その役者には非情に気の毒だが、大根だった彼が出ない舞台はそつなく良かった。
劇団にとっては彼は華だが、芝居にとっては 真夏の白き根菜。えぐみがあった。
当世風人気役者と大根役者は 紙一重の場合も多々あり。
以前の松竹座のこと。
訳あって『女殺油地獄』の主役役者が変更になった。
一度見たいと思い望んでいた仁左衛門丈の与兵衛は、わたくしにとっては天から授かった贈り物。
その興行は後半にチケットをとっていたが、知ったその翌朝 急遽松竹座に向かい、チケットを購入。
一度は幕実席でも見たので、おかげでトータル 仁左衛門さんの『女殺油地獄』は三度見ることができた。
『女殺油地獄』は歌舞伎座さよなら公演でも仁左衛門一世一代として演じられた。
ついさっき 出勤前の娘に海老蔵さんのお怪我のようすを聞き、驚く。
十二月には南座の顔見世があるが、また代役かと 彼にはお気の毒に感じる。
そして…
昼夜観劇を渋っていたわたくしは、ここにきて無い日程を絞り出してでも夜も観ようかと検討し始める。
海老蔵さん、今しばらくはゆっくりとお休みになって、治療に専念なさって下さい。
来年ころ!には…と、
海老蔵さんのご回復を心より望む・・・
信貴山 朝護孫子寺の絵馬
絵馬が好きでこれまでにもいくつかの絵馬を記録してきたが、今回は信貴山 朝護孫子寺の絵馬。
信貴山 朝護孫子寺ハ他とは少し変わっていて絵馬堂は休憩所と兼ねている。
この辺りが密教 信貴山らしい感じがする名と、妙に納得した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/4e/db/75b081522c25234a1a1af4fb9b97393b_s.jpg)
信貴山の絵馬は全体を通して、絵画的におもしろいと思われるものは無い。
ただ、上の絵馬だけはオーストラリアの先住民アボリジニの絵を思い浮かべ、ある意味興味深い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/8b/3df76b6e878f1af4b58467b15e95eff0.jpg)
絵馬といえば一番にあげたいのが馬の絵馬。
苑池の馬に生け贄の話を思い浮かべる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/04/62a515fb167b186c87fd95d927c02283.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/97/7e722c0ce34aad8d1a3382b999deafd5.jpg)
信貴山 朝護孫子寺 だけあって、宿坊関係の絵馬も多くあった。
ここでは二枚記録。
信貴山では予約しておけば宿坊に泊まることができる。
おおむね一泊一万円前後らしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/36/d3154d2393c51bba3c27df479723f672.jpg)
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信貴山 朝護孫子寺では百足の絵馬を多く見かける。
おあしが出ない、つまり儲けられるとされ、ご商売の方にも人気がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/b8/42e0cc5b4f2b03e2bc199b41e64a007e.jpg)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/40/69f3ff354af9ab1c65653a5cfa9c6c33.jpg)
信貴山の虎は有名で、多くの絵馬を奉納されていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/26/bbda8c4b66d9d9a568c337fc8ff8587b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/bb/4193be2455ab9347ec30416e0906c50c.jpg)
他、多聞天と書かれたものも多いことを付け加えたい。
今回も写真のみにて、失礼致します。
2010年11月24日
奈良県生駒郡平群町 信貴山 朝護孫子寺にて
信貴山 朝護孫子寺 2
奈良の信貴山 朝護孫子寺
前回に引き続き、紅葉のようすです。
赤いもみじ 黄いろのイチョウ。
今回も色づいた景色を六枚、見ていただければ嬉しいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/4e/c5563be74bf2c90f604067dde251d0b9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/85/438a367141aef5fd25592ee49d9b5edd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/a1/d999ec39c28563850960a1cf1845dba3.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/81/a4dde57c8025f92fc90cd35aa849184a.jpg)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/a9/a5a0e29dd7d00bbd090049a0ebed689e.jpg)
信貴山 朝護孫子寺
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3e/81/a4dde57c8025f92fc90cd35aa849184a_s.jpg)
2010年11月24日
今週はひとりの時間が短い。
週初っぱな、振替休日で息子が帰っていた。
訳あってこの季節 家族の休みも入ったり、会議も無いので、後は金曜に出勤のみ。
家族の休日はばたばたせずにゆっくりしていることが多いが、あまり長いとそうも言っておられないので、朝から大掃除。
娘から貰ったCD「オペラ座の怪人」がふたまわりするまでキッチンのみの掃除に励んだが、万歩計を確認すると 1171歩。
何と情けない。ちまちまと隅をつついて磨いたのに、主婦の掃除とは肉体的には半端なのかもしれない。
わたしが長時間の掃除を終えた頃、やっと家族が起き、キッチンに入るや否や、
「コーヒーいれようか?」
といつもの上機嫌な声が聞こえてくる。
あらら、
コーヒーの香が漂ってきた。
うん?今日はガテマラらしい。
そろそろわたしも、キッチンに向かおうか・・・。
2010年度映画91;
『みんなのいえ 』
満足度 ★★★★★ ★★☆☆☆
2001年 日本
以前にも見た映画『みんなのいえ 』をテレビで見た。
満足度は前回も今回もまあまあと言った感じで、結構楽しむことができる。
コメディーをベースに、無理矢理続けた映像と すんなり感動させる場面とが適度のちりばめられた『みんなのいえ 』
すき焼きの中に冷蔵庫の余り物のたらを入れた感じは拭えないが、それでも出だしからはっきりと思い出すこの映画そのものは結構現在の日本をディフルメしてあらわせているのでは無いだろうか…。
難しいところはなく明るく楽しめ、娯楽に徹した館が心地が良いと感じた。
本日も記録のみにて失礼致します。
(脚本と監督)三谷幸喜
(製作)宮内正喜/高井英幸
(企画)石丸省一郎/島谷能成
(エグゼクティブ・プロデューサー)石原隆/増田久雄
(プロデューサー)佐倉寛二郎/空閑由美子/重岡由美子
(音楽)服部隆之
(撮影監督)高間賢治
(照明)上保正道
(録音)瀬川徹夫
(美術)小川富美夫
(アソシエイト・プロデューサー)臼井正明
(編集)上野聡一
(助監督)酒井直人
(製作担当)久家豊
(製作)フジテレビ 東宝
(製作協力)プルミエ・インターナショナル
(出演)
唐沢寿明
田中邦衛
田中直樹(ココリコ)
八木亜希子
中井貴一
吉村実子
清水ミチコ
山寺宏一
野際陽子
2010年 174冊目
『観世流 続謡曲百番集』から 「藍染川」他
観世左近 著
檜書店
昭和50年4月 5日 第1版発行
昭和50年4月21日 第21版発行
先日奈良学園前にある大和文華館で観世流謡本「藍染川」の開きいた展示物を観た。
そんなことも手伝って、今日は『続 観世流謡曲百番集』から「藍染川」を何度か読んで楽しむ。
「藍染川」はわたくしはまだ聴いたことが無いが、演じられることも少ないらしい。
忘れハ草の名にあれど。忘れハ草の名にあれど。忍ハ人乃面影
(そして、名のり。)
シテ
これハ一條今出川に住む女にて候。・・・・・・・・・・・・・・
ああ!能楽が観たい聴きたい。
去年に引き続き今年も十二月のおんまつり二曲が聞けないのが、恨めしい・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/66/e0ae6d880f2287e697105a8cb543ad39.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/7d/38f4f60ec7128fccbfc0132c215ee9f6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/49/1ba87c4066efac51d5c4426eeb5995a1.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/3d/7e8fee69eac7ba12e1e68cad7f0b062d.jpg)
大和文華館 ノーフラッシュ撮影可能
それにしても 大和文華館の所蔵品は素晴らしいものが多い。
もう少し足しげく通いたい。