御蔵島うつぼ記

うつぼとこつぼの島暮らし

姫神

2010-03-26 17:03:46 | 日記
「ひさかき」と、読むそうです。

図鑑によると、

本州、四国、九州、沖縄に分布する常緑小高木。
関東ではサカキの代用品として流通。
花には悪臭。
実は染料。

と、あります。

この季節、かわいらしい薄黄色い花をみっしりとつけるのですが、
花を頼りに探しても、下を向いているせいか、あまり目立ちません。
でもこの木は、ものすごくインパクトのある方法で、自らをアピールします。

花が「福神漬け」臭いんです。。。
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そろそろ?

2010-03-26 17:01:45 | スケッチ
昔から言われていましたが、
桜は伐るな。
植木屋の親方も言っていました。
もし伐ったら、必ず切り口を塞ぐように。
伐った口から菌や水が入り、腐りの原因になるから、だそうなのです。

が。。。

山の中を歩いていて、風に負けたか、雷に打たれたか、
幹が、タテまっぷたつになっている桜の木をよく見かけます。
一方は捩じれ、もう一方は横倒し、
幹の中は腐って、オガクズのよう。
その有様であっても、春が来れば花は咲き、
御蔵の桜は、伐られても倒されても、お構いなし。

すごいなぁ。。。

御蔵の山にハンノキや楠の新芽があちこちに映えています。
山の斜面に薄白い塊が、ほんのりほんのり見えます。
今まで歩いて来た道を振り返っても、ほわりほわり。。。

オオシマザクラぁ。。。

木々の新芽は、その濃い紅色から薄白い緑までを、
ものすごく繊細で微妙な諧調で表現しています。
その色には決して適うものではないのかもしれませんが、
より近く、より本当に、と、願いながら描いていきます。
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