いや~;;;昨日はお騒がせをいたしましたm_m
自分的には「日常よくやる程度のケガ」ですが、
自慢できないうつぼの過去を知っている方々には、タイヘンな思いをm_m ← 反省;;;
さて。
実は昨日、道端に生えている笹の葉と葛で葛餅なぞ作ったりしていたのでした。
そしてその写真はナイ(スミマせぬ;;;)のですが、
それを先ほど「た」さんと「か」さんに持って行きました。
「こんなん作ってみたの、試食して♪」
「はれ~~~;;;」
「甘くねーな!」
・・・;^^
か、なんか言ってたと思ったら「た」さんが「コレ持ってけ」とナニカ?を下さいました。
「?」
「ヘンゴだよ」
「へ?」
「ヘンゴで作った澱粉だ」
「・・・マジっっすか?!」
ここでヘンゴとは何か?
『シマテンナンショウ』のことを差します。
シマテンナンショウはサトイモ科。
仏炎苞と呼ばれる、折り紙を斜めに丸めて尖った角をコンニチワさせたような花をひとつだけつける植物です。
種類がいろいろあって、マムシグサ、ムサシアブミ、ウラシマソウ、ヒトツバテンナンショウなどなど。
五月に佐渡に行った時にも山の中に生えまくっていましたが、
あれには茎に独特の模様が入っておりましたな。
←佐渡のテンナンショウ
日本全国探したら、きっとまだまだあるかもしれません。
この島でヘンゴと呼ばれるシマテンナンショウは一月頃から花をつけ、
五月頃、地下茎を掘り出すそうです。
御蔵島や三宅島で主に食べられていたのは地下茎を蒸して搗いた団子。
♪ 島にゃあなんにもないが、ヘンゴ団子とカツオドリ~♪
と、盆踊りに歌われるくらい、昔はポピュラーな食べ物だったらしいです。
が、しかし!今ではこの島でさえ『毒団子』と言われてしまうヘンゴ団子。
シュウ酸カルシウムを多く含むらしく、迂闊に食べたりしたら、
口は痺れ腫れ、喉は焼け、呼吸困難勃発の上、腎臓障害まで起こすという超!有毒植物!
三宅島では「口に入れたらなるべく速く飲み込め!」
と、言われる食べ物(ナゼ食べる?)らしいし、
「御蔵では食べるんですか?!」
と、佐渡の方々に唖然とされた程。
『シマテンナンショウ毒』は全国規模で有名?らしい。
なぜ、そんな毒をこの島では食べたりしていたのか?
数少ない食用植物を有効利用していたのであろう昔の島人の心意気?
というか、ヤケ?;;;
昔の離島のやむにやまれぬ生活が垣間見えるように思います。
ま、そして、残念ながら、
食べ物に困らない昨今は、誰も見向きもしないモノ。
この島でさえ「え~毒団子でしょ~?」が、一般的です。
が、
「澱粉だけなら大丈夫だよ、やってみな!」と、「た」さん。
「昔は熱湯を入れて練ったのをカップに入れて食べたもんだよ」と、「か」さん。
ほほほ~~~♪
ってーことでやってみました!
葛餅と同じ要領で水を入れ、鍋にかけて強火で練り、
透き通ってモッチリした頃、ラップで一口サイズに丸め、
冷やしてみました♪
出来たのがコレ!
葛餅よりモッチリしていてプルンとしていて美味しい!
飲み込んでしばらく(自分を)観察していましたが、喉はイガイガいたしません!
美味しい!
コレは美味しい!
埋もれさせておくのは勿体ナイこの食べもの!
もっと有効活用しましょうよーーー!!!