御蔵島うつぼ記

うつぼとこつぼの島暮らし

「約束」

2015-08-15 08:40:37 | 日記

海は穏やか、曇り空の御蔵島です。

 

帰島してから一週間になりますが、古壺は毎日ビクビクビクビク;;;

風の音にも飛び上がる始末;;;

昨日あたりからやっと通常営業に戻りました。

 

私は昨日、久しぶりに集中して制作が出来た。

電話にも出ず、何かの用事を優先させない一日のありがたさ。

本来の自分に戻れたような気さえします。

 

意識無意識に関わらず、私たちはあるひとつの「約束」に守られ、日々選択を繰り返して生きている。

うつぼ的生活を選んだつもりも無かったが結果として?営んでいる私も、

己の生命を脅かされず他も脅かすことが無いという、

大切な「約束」があるからこそのこと。

 

祖父や祖母、父や母、叔父叔母が経験した第二次世界大戦。

私は戦争巻き込まれたことは無いが、70年前の今日、生きていた人たちの心を想像する事は出来る。

 

人々が身体や心に受けた傷を思い、

そんな思いは決してしたくないと確信する。

そんな思いを誰かにさせたくもないとも確信する。

きっと本当には解らない事だとは思う。

でも、転んだら痛いし転ばされたら痛いし転ばさせるのは、もっと嫌だ。

 

「約束」は違えてはいけない。

未だ実のならない苦瓜の花が咲く2015年8月15日。

先人たちを悼む日。

 

「約束」の上にそっと立つ。

 そのことをもういちど噛み締める日。

コメント