父が旅行に行ったとかで、送ってくれました。
実は、
ウチの父は昔とっても猫嫌い☆
塀の上で寝て居る猫を見つけると、
わざわざ近づいて脅かして落とす☆
そんな遊び?を幼い頃から見ていた私は、
古壷を飼った際、連れて帰ってイイものか?さんざん悩みました。
今や、はや・・・
はて?
何度目の帰郷をしたか?忘れるほど帰っています。
当然、帰郷の際には古壷連れですが、
結構最初から、フツーの接し方だったような・・・?
今では電話で「古壷はどうしてる?」と聞くほどの溺愛ぶり;^^
挙げ句に「見つけたから♪」と、送ってくるほど、古壷に反応している模様♪
・・・ってか、猫の最中じゃないんだな。。。←アタリマエ☆
そんな父から電話がかかってくる度に、
古壷に電話の出方を教えたいと思う私です。
ガイドを頼まれたお客様「さ」さんとともに車で走っていた時のことです。
・・・あ、カツドリの死体があんな所に・・・。
崖崩れ防止のガッシリしたフェンスの中に、
カツドリの絡まった姿が目に留まりました。
「写真撮りたいです!」と、「さ」さん。
言われるがままに車を止め、たら、
「このカツドリ生きていますよ!」
!?なんですと?!
ダッシュで車を止め見に行くと、
フェンスに片羽を絡めたカツドリ(年齢♂♀不詳)が、
ぼんやりとこちらを見ています。
ひょ・・・ぇ~~~;;;;
崖に渇いた血が付いている所を見ると、
もがいた拍子に足を擦った模様。
すでに血は止まっているようですが、
かなり、痛々しい。。。
「どうしますか?!」
どうするもこうするもトリ ; あえず・・・、
助けましょう;;
「さ」さんとともにフェンスを思い切り引っ張って、
下から手を入れて羽を外そうとしますが巧くいきません。
頑張って力を入れると、もう少し引っ張れそうだったので、
引っぱりは「さ」さんにお願いして、
私は隙間が空いたフェンスの下から中に入り、
持っていた手ぬぐいでカツドリのクチバシ攻撃をかわしながら、
こっちか?あっちか?
そっと、
でも確実に、
痛くない?と、聞きながら、
なんとかフェンスから羽を抜き取りました♪
カツドリ君、もがくものの、なんか弱々しい。
「どうしましょうか?」と、「さ」さん。
どうするもこうするも、
このままではカラスの餌食。。。
観光協会に持っていくか?それとも・・・?
実は常ながら、観光協会には、いろいろな生き物が持ち込まれます。
時折、ここはナニ園なんだ?と、思わざるを得ない時もあり、
この場合、やはりソコか・・・?
しかし。。。
迷いながらも、とりあえず、里に向かいました。
途中、鳥博士(?)「せ」さんの工房前を通りかかり、
そうだ!
とばかりに、作業中の「せ」さんに相談。
「無理かもしれないけど、海に離してあげれば?」
。。。
・・・そうですよね。
もし、カツドリが「何処でが一番ヨイ最後か?」と聞かれたら、
それはきっと「海」と答えるに違いありません。
↑あくまでもヒト予想。
そして、もしかしたら、
本当にもしかしたら、傷もたいしたことが無く、
羽ばたいて餌を摂り、復活してくれるかも・・・?
しれない。
↑あくまでもヒト希望。
せつない気持ちと一縷の望みとを抱いて桟橋へ向かいました。
つかもうとすると、クチバシで突きながら、攻撃してくるカツドリ。
カツドリ君、海だよ。
カラスに負けるな!頑張って生きろ!
と、海へ放り投げました。
↑無謀なヒト行動。
・・・ぽちゃ・・・ん。
羽を広げたまま、すぐそばの海に、
ぽちゃんと落ちたカツドリが波間に漂っています。
ぁあ、ダメなのか~;;・・・と、・・・お?
ぽちゃん、と、首を海の中に突っ込んだではありませんか?
続けて二三回、ぽちゃんぽちゃん。
そして、
ぷかぷか波間に漂いながら、羽を広げようとしています。
ぎこちなく広げた・・・と、思ったら、
両羽を広げ、羽ばたく仕草を繰り返します。
おお・・・。。。
↑あくまでもヒト希望予想。
。。。
確認はここまで。
これ以上は、応援と切なさとが同居して、
ずっと見てなどいられませんでした。
↑すぐ感傷的になるヒト感情。
。。。
次の日、桟橋にカツドリ君お姿はなく、
↑「どちら」にしても当然;;;
この日の昼船でお帰りになる「さ」さんと、共に、
桟橋で無事をお祈りしました。
私たちの周りには、私たち人間の造ったモノがたくさんあります。
生活のすぐそばでも、遠く離れた場所であっても、
それらが時として凶器となり、生き物たちを苦しめる。
どうしようもないと解っていても、
どうにかならないか?
どうにかしたい。と、切に思います。
・・・あくまでもヒトの視線でしかありませんが;;;;
オクラが、ぽっちんぽっちん採れ続けています。
種袋に詰まっていたオクラの種が幾つあるのか?は、数えませんでしたが、
10粒では、決してなかった。。。と、思います。
今、畑に生えているのは6本。
まったくオクラが出来てくれない2本を除いて、
畑に行けば隆々としたオクラが収穫出来ています。
いつも収穫は、夕方頃行くのですが、
珍しく朝、畑に行きました。
ぁ・・・♪
卵色を濃くしたような黄色に、
深い辰沙色が冴える花が咲いているではありませんか?!
オクラの花は一日だけ、それも午前中にしか開きません。
そして、オクラは実も美味しいのですが、
花も美味しく食べられるのです♪
私が鎌倉の青物市場で習った食べ方は、
そのまま千切りにして醤油を垂らし、
カツオブシを天盛りにするというもの。
いつもオクラの実が食べたくて、
咲き終わった花も採らずに置いていましたが、
今日は「花」を♪いただきます!
ところで。
例の「ニガテカニィ」の中には、実に有益なヤツがいます。
「ニガテダニィ」「ニガテカニィ」と、避けているのは勿体無いので、
仲良くなれるように自分を特訓、いや、矯正することにしました。
1、とりあえず会って(開いて)みて挨拶、
「こんにちわ~♪」
2、当然つまづく(出来ないことのが多い)ので、
「わかりあおうよ~♪」
3、少しだけ打ち解けられた(ような気がした)ので、
「仲良くしようよ~♪」
・・・と、数日後・・・。
使えるようになりました。
「えくせる」
・・・あくまでも、初級ですが。
このところ立て続けに、お客さまを山にご案内させて頂いております。
全国各地から来られる方々。
お好みもいろいろ。
笑いのツボもいろいろ。
毎回、とても勉強になります。
なんの勉強かというと?
自分の立っている場所の再確認?というか、
どのように御蔵島を把握していけばヨイのか?というか、
いったいナニが御蔵島なのか?という、
御蔵島に惹かれた、その「原点」を、自分なりに再確認する。
その良い機会になっているような気がします。
どんな表現方法であろうと、
ナニをすれば御蔵島に成り得るのか?
見えていそうで、見えてこない「それ」。。。
自問自答はつづく。。。
朝メシ前に、ひと仕事した後で、玄米ご飯が食べたくなり準備。
玄米が炊けたのが午前9:30。
合間におかずを作ったりして台所に並べ、さて、
・・・たら、電話が。
「これからタカベ漁に行くぞ!」
ひ?!
タカベ!?タカベ?!タカベの廻し網漁!!!
念願の初参加が叶うというこの時に、朝ご飯なんて食べていられません!
水着!ゴーグル!シュノーケル!足ひれ!
ラッシュ!海パン!海靴!
・・・ウェット。。。
~~~~~☆
何年も着ていなかった、過去愛用のセミダブルのウエットは、
もうもう堅くなってしまっていて、着られません☆
まぁいいや!今日は暑そうだし!
10分で船着き場まで飛んでいきました。
?
ダレモイナイ;;;
もう既に出航してしまったのか?と思いきや、まだまだ準備中とのこと。
最低15分はありそうです。
アサゴハンタベテキテモイイアルカ?
直帰。
玄米と、すでにお盆に用意してあったおかずを。。。
?
メザシが足りない;;;
六本焼いたメザシが四本に減っています。
犯人は?
悪いコの顔をした古壷が口元を舐め回しながらこっちを見ています。
古壷キャ~~ッチ♪
・・・と。しかし、遊んでなどいられません。
早々に平らげ、再び浜へ。
すでに準備された網を船に積み込み、
空気ボンベ、ブイ、その他諸々を用意した三艘の船団が、タカベの群れを目指します!
ジャンジャカジャ~~ン♪♪♪
頭の中に鳴り響くは「サンダーバーど」♪
島を東周りに、タカベの群れを探します。
イナイ。。。
イタ!・・・けど小さい・・・、
イタ!
川田の下、エビイソ辺りで船を泊めました。
水深はおよそ17M。
これから網を海に入れていきます。
タカベの廻し網漁は、ほぼすべてが人力。
タカベを目視で確認したら、群れを包むようにグルっと網を投入。
片側に錘、片側に浮きのついた網は、海に落ちると自然に錘が落ちていきます。
浮きは当然浮くので、網は壁となって海中に個室を作ります。
潮が速いと網が倒れたり流されたりして垂直な壁にならないので、
網に付いた浮きの他に「ボンテン」と呼ばれる浮きを付けます。
ここで、ボンテン付けの役を仰せつかった私。
沈み気味の浮きを見つけ、ボンテンを付けて回ります。
この日、エビイソ周辺の透明度はかなり良く、
透明な海の中に色とりどりのボンテンがプカプカしています。
まるで青空に浮かぶ風船のよう。。。
そして海底では、ボンベを背負った数名が、錘をたぐりながら網を狭めていきます。
ボンベから立ち上る泡が、伏せたお椀のように上っていきます。
誰だ?泡が丸いなんて言ったヤツは・・・。
全部でどのくらいの長さの網なのか?聞くのを忘れてしまいましたが、
ボンベの人たちは、海底に転がっている玉石を乗り越えながら、
少しずつ少しずつ網を狭めていきます。
下をすぼめても、上が空いていたらタカベは逃げてしまいます。
上に居る私たちは、今度は浮きのあちこちを束ねていきます。
上も狭めてタカベの逃げ道を塞ぐわけですが、コレがタイヘン☆
流されている網は、潮をいっぱいにはらんでいるので重く、
流れに逆らって泳ぎながら、力いっぱい引っ張っても、
ちょっとやそっとでは動きません☆
なるべく近い網どうしを手繰りながら、
ひとつずつ、浮きを合体させていきます。
もう少しもう少し。。。と、息を堪えながら下を見ると、
おお♪タカベの群れが網に入っているではありませんか!!♪
タカベには、側線に沿って黄色い線があり、
それが、大きな光の束になって、海の底で煌めきます。
鱗の銀、青、黒が瞬きます。
生きているものの、大きな渦!
。。。
さてしばし後、やっと網が船に揚げられます。
これもすべて、人力。
私は、泳ぎ過ぎ&息を堪え過ぎて、酸欠フラフラ。
船にあがる梯子を上るのも、やっとの有様でした;^^
港に帰るまでの船の上でしばしの休息。
しかしこれで終わりではありません。
数分で港に着くと、今度はタカベの網はずしが待っています。
網を積んだ船をユニックで陸に揚げ、
網の端を探し、船の縁から広げていきます。
青い、黒い、黄色い、銀のタカベが網の中に光っています。
しかしこの炎天下、鮮度が命のタカベ!
時間との戦いです!
一匹ずつ、網からタカベを外し用意されたカゴに入れていきます。
細かい網の目に刺さったタカベの頭を外すとき、
「ホゲラをかわさねーと価値が無くなっちまうんだ!」と、「そ」さん。
ほげら?
質問しても「ホゲラはホゲラだ!」としか言われかねないので、
手元を見ると、・・・エラ蓋のことだな。。。と、わかります。
教えられた通り、丁寧にタカベを外していきます。
外されたタカベは樽に入れられ氷詰めにされていきます。
今日のタカベはかなりの大型。
全部で10樽捕れたらしい。
ひと樽どのくらい入るんだろう?
樽は、行水のタライ二つ分くらいの大きさです。
さて。
タカベを外し終えたら、
網を片付け、船を洗い、これで今日の漁はおしまい。
お手伝いの分け前は、捕れたてのタカベ♪
今日の晩ご飯はタカベのお刺身にしようっと♪
。。。
♪♪♪
美味しい晩ご飯を食べていたら、いつものメニューチェックに来た古壷。
アナタのご飯は終わったでしょう?
「ぶにゃ」
それにしてもまったく☆
ずっと、人間のご飯になど眼もくれなかったくせに☆
たまに鶏肉や軟骨、レバーまであげても、ちっとも食べなかったくせに☆
盗み喰いはタマラン♪・・・と、いうことでしょうかに?
ってことで、
大量のタカベの写真も分け前のタカベの写真も撮りそびれ、
朝、古壷が食べたメザシの頭の写真です。
ゴメンなさ~い;;;
「畑で生ったから」
と、トウモロコシをいただきました♪
「1本に1つしか実がついていないかもしれないわよ」と、「よ」さん。
どうやらトウモロコシの苗が、夏の初めの大風で一度倒れてしまい、
豊作は望めない・・・;;とのこと。。。
どれどれ?と、薄皮を一部剥いてみると・・・、
以外と実がついているではありませんか♪
確かに、丸々一本を蒸したり焼いたりするには、
あまりに控えめな粒がポチポチポチ。
でも、付いている所の実は、お隣が居ない;^^せいか?
見たこともない、まんまるで平らなコがいらっしゃいます。
結局、包丁で一コずつ実をこそぎ、
ご飯と一緒に炊いてみました♪
黄色い色がとっても美味しそう♪
いっただっきま~す♪