八島ビジターセンター

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あざみの歌

2007年10月15日 | Weblog
八島湿原の広場には「あざみの歌」の歌碑があります。

この歌は、昭和24年のNHK「ラジオ歌謡」で作曲者の八洲秀章によって歌われ有名になりました。翌年には伊藤久男によってレコード化され日本の代表的な歌謡曲となっています。そして、この詩は戦後下諏訪に身を寄せていた横井弘が八島湿原に来た時に作ったもの。当時、諏訪湖や周囲の山を歩いて作った多くの詩の中で、最もお気に入りだったのがこの「あざみの歌」だったそうです。

ちょっと話が飛びますが、ある土地の気候や空気、風土は、人々の心や思考、文化にとても大きな影響を及ぼします。例えば、ブラジルで生まれた音楽を聴いていると、それはブラジルの風土でなければ生まれてこなかったであろう、独特の国民性と自由な雰囲気がひしひしと伝わってくるのです。まるで自分までその国にいるような感覚(あくまでもイメージですが)に没頭することができるのです。「自然が芸術を生み、芸術が違う世界の人をもその自然に引き込んでくれる」 ちょっと素敵ですね。

そして、寒いくらいの秋の八島湿原を眺めていると、日本の音楽はやはり日本でなければ生まれてこないのだろうなという気がしてきます。熱帯の熱い気候では「あざみの歌」はちょっと場違いな気がしますから(笑)。

「あざみの歌」に思い入れのある方、この曲の生まれた場所“八島湿原”を一度訪ねてみてはいかがでしょうか。


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