写真はビジターセンター閉館間際に撮影した八島湿原駐車場の様子です。下諏訪・岡谷方面から雲がもくもくとわき上がってきています。
今日は霧の一日でした。
広場は濃い霧に包まれていました。人の声はすれども姿は見えず・・・。あまりに濃いので話し声の主が見えず、どのくらい離れているのか、こっちに向かってきているのか遠ざかっているのかわかりません。木道にひとりで立っていると、人の話し声やその他の音はどこか遠い世界から聞こえてくるように思えました。
そんなことを思いながら歩いていると、水路の中からカルガモがひょっこり顔を出しました。
どうやら食事をしていたようです。水から出たり、戻ったり。周囲の様子を気にしながら、出来るだけ草に隠れるように姿勢をひくくして移動していました。
周りは真っ白な霧に包まれています。私が確認できる動物は水路にいるカルガモだけです。真っ白な世界で、カルガモだけが私と同じ世界にいるような感じでした。
すぐ上の木道を中学生の団体がにぎやかに通り過ぎていきます。姿は見えませんが声は良く聞こえます。カルガモは首を伸ばしてその声を注意深く聞いていました。カルガモはにぎやかなその声を自分と同じ世界のものと認識しているようでした。
そのときカルガモは2羽いました。2羽の顔を見比べてみて「あれ?」と思いました。片方のカモがなんとなく面長なのです。写真だとわかりづらいですが、左のカルガモが面長さんです。やっぱりカモも顔が違うのですね!
しっかり調べたわけではないですが、八島湿原には少なくとも3羽のカルガモがいます。3羽でいることもあれば、2羽と1羽に分かれていることがあります。私が出会ったカルガモは2羽の方。そのうちの1羽が面長ということが判明しました^^。あとの2羽も特徴がつかめれば、3羽識別することができるカモしれません^^。
*おまけ*
写真にかっこよく写るためにわざわざ遠いところから歩いてくるヒメシロコブゾウムシ。
「今行くからちょっと待っててね」
「よっこいしょ。あぶないな」
「はぁ、あぶなかった・・・」
「はいはい、今行きますよ~」
「はい、ポーズ!」
(本人にその気があったかは定かではありませんが、そのままの姿勢でしばらく動きませんでした。)
八島湿原のレンゲツツジは3~5分咲きです。湿原内のレンゲツツジも咲き始めました。
湿原内にはコバイケイソウの群落も見られます。白い花がとてもきれいですよ。
ま
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