皆さま、あけましておめでとうございます。
今年も料理部会の部会員から提供して頂きました「宮城の旬野菜、おすすめレシピ」
をお届けしたいと思います。
今年最初のテーマ食材は、この寒い時期に味が濃くなって美味しい「ちぢみ雪菜」です。
ちぢみ雪菜は宮城野菜?
宮城県を中心に栽培されているちぢみ雪菜とは,もともとは中国野菜のターサイが原種と言われ、
仙台で栽培されているうちに今の形になったと言われています。
仙台にはこれとは別に伝統野菜として扱われている仙台雪菜という品種もあります。
葉の形状は確かにターサイに似ているといえば似ていますが、ホウレン草に対する縮みホウレン草というよりは、
むしろ小松菜の縮れバージョンと言ッた方が近い気もします。
葉柄は薄い黄緑色でややしっかりとしており、葉は濃い緑で少し厚みがあり、
細かく縮れています。ちぢみ雪菜は、仙台周辺を中心に宮城県各地で生産されています。
耐寒性があり、収穫時期は11月頃から3月頃までですが、美味しくなるのは霜が降りる時期からの寒い冬です。
旬は12月から2月頃となります。
それではレシピの紹介です。
☆ ちぢみ雪菜の和風ピザ
~甘い冬野菜と田楽みそで和風ピザ~
<材料>(20cm×2枚)
(ピザ生地)
強力粉・薄力粉 各125g、ドライイースト 5g、砂糖 小さじ1/2、塩 小さじ3/4、
卵 1/2個、ぬるま湯 100cc、 オリーブ油 大さじ3/4
(具材)
ちぢみ雪菜 1ワ、チーズ 150g、サラミ 100g、 タマネギ 1/2個、 舞茸 1/2ワ、
トマトソース 大さじ8~10、田楽みそ 大さじ2~3
<作り方>
① ピザ生地を作ります。ボールに強力粉と薄力粉を入れ、砂糖、塩、卵とぬるま湯に溶かしたドライイーストを加え、
箸でよく混ぜます。混ざったら箸から手に替えてよくこね、オリーブ油を加えて一つにまとめます。
ラップをして30分温かいところで発酵させます。(冬場は鍋に熱湯を入れ、その上にボールをおいて発酵すると
簡単です)発酵が進み、2倍ほどに膨れたら、手でガスをぬき、生地を2つに分け、麺棒で20cmの円形に伸ばします。
② 具材の雪菜は洗って、1枚づつ葉をはがして、5cm幅に切ります。玉ねぎ、サラミは薄切りにします。
舞茸は手で小房に分けます。
③ ①のピザ生地にトマトソースと田楽みそをぬり、玉ねぎ、サラミ、ちぢみ雪菜、舞茸、チーズを載せ、250℃のオーブンで
15~20分焼き、チーズに焼き色がつけば出来上がり。
<コツ・ポイント>
トマトソースは生地全体にぬり、田楽みそは小指大にところどころにのせると塗りやすいです。
雪菜の軸は千切りにすると火が通りやすく食べやすいです。
ピザ生地の代わりにご飯をラップの上で平らにしてフライパンで軽く焼いても美味しいです。
<レシピの生い立ち>
家族が大好きなピザに雪菜を使い、田楽みそを加えて和風ピザにチャレンジしてみました。
クックパッドにもこのレシピを掲載しております。
クックパッド版はこちらから
(レシピ作成:JUNKO.SATO)
☆ ちぢみ雪菜のチャプチェ風
ちぢみ雪菜を韓国風にしてみました!
<材料>(4人分)
ちぢみ雪菜 1束、 人参 1/3本、 椎茸 3個、 しらたき 1袋、 おろしニンニク 少々
豆板醤 小さじ1、 酒 大さじ1、 みりん 大さじ1、 砂糖 小さじ1
醤油 大さじ2、 白ゴマ 大さじ2、 ごま油 大さじ2
<作り方>
①ちぢみ雪菜は3cmに、人参は細切りに、椎茸は薄切りに切っておく。しらたきはさっと湯がいて適当な長さに切っておく。
②フライパンにごま油を入れ、豆板醤とおろしニンニクをさっと炒め、人参、椎茸、しらたきを炒める。
③調味料を加えて炒め、最後にちぢみ雪菜を加えてさっと炒める。
④白ゴマをふり入れて、出来上がり。
<コツ、ポイント>
ちぢみ雪菜は炒め過ぎすに、食感を残しました。
春雨の代わりにしらたきを入れてヘルシーに仕上げました。
豆板醤は、お好みで加減してください!
<レシピの生い立ち>
ちぢみ雪菜は、味がしっかりしているので、ゴマ風味やニンニク風味も合うのでは?と思い作ってみました!
クックパッドにもこのレシピを掲載しております。
クックパッド版はこちらから
(レシピ作成:大坪 律子)
今年第1回目のレシピはいかがでしたでしょうか。
雪菜といえば、おひたしや煮びたしぐらいしか思いつかないかもしれませんが、
今回のレシピを見て、色々な料理に使える野菜だと再認識させられましたね。
是非、チャレンジしてみて下さい。
来月のテーマ食材は「復活!!仙台いちご」です。
来月もどんな楽しいレシピが登場するか、お楽しみに。