久しぶりの産地部会のイベントは・・・
イグナルファームのミニトマトハウス再建応援ツアーとして6月10日(土)に会員12名の参加により開催しました。コミュニティに加入して初めまして初参加、久ぶりにイベントでの再会の場でもありました。
まずは大郷町の被災したミニトマトハウスを訪問しました
平成30年に大郷町に規模拡大のため整備したイグナルファームのトマトハウスは令和元年台風の被害を受け、復旧したものの、令和4年3月の地震、そして7月の大雨による洪水の被害を受けました。
ハウスの中は、本来は中にヤシがら繊維が入りトマト苗が植えられるはずの発砲スチロール、定植予定だったトマト苗の残骸がそのままに。電源を入れればすぐに動き出しそうなトマト選別機は修理をしても購入価格と同じぐらい何千万円の投資になります。
それでも、その名のとおり「いつかイグナル(良くなる)」を合言葉に、決してあきらめることなく、再建資金を集めるためクラウドファンディングを開始するなど、ミニトマト生産の再開に向けクラウドファンディングが始まっています。再建にあたっては社員の皆さんの安全を優先に移転を考えているそうです。
クラウドファンディングはこちらから↓応援お願いします。
【参加者の感想】
お久しぶりの方初めましての方と一緒に現場で生の声を聞くことの大切さを改めて感じました。自然災害と立ち向かいながらも美味しい物を作り、生活者に届けたい。
従業員の命を守りたい。その思いを聞いてグッときました。多くの人に伝えたいです。(Mさん)
東日本大震災の被害だけではなく、災害がつづく東北の弱さ、そして人の強さを感じました。
繰り返される災害に耐えて大変なことですね。ただ、個人の集まりでは難しい側面があると思いました。防災のシステムや収益化の仕組みなど、災害があっても回転しつづけるビジネスモデルが必要だと思いました。きっとこの困難を経て確立されていくんだと思います!
まさに、応援して行こうと思いました。(Hさん)
ミニトマトハウスの被害がそのままの状態で生々しく、せっかく軌道に乗ってきたところでの被災にさぞかし悔しい思いをされただろうと思いました。それでも同じ場所で再開して従業員の方を危険にさらす訳にはいかない、という懐の深い考えに感動しました。(Yさん)
台風、地震、大雨と度重なる被害を受けても、美味しいミニトマトを作りたい!食、人、地域、環境全てが良くなってほしい。その気持ちにブレはなく、「出来ない」ではなく、「どうしたらまた美味しいミニトマトが出来るか」。その突き進む姿に感動しました。度重なる自然災害による、ハウス被害、スマート農業設備も稼働出来た期間はごく僅かであったこと、当時の状況を直接聞き、現状を知れたことは貴重な体験でした。(Cさん)
昨日も雨降りで、もしミニトマトハウスがあったら大丈夫かな?などと思ってました。視察や見学ツアーに行っなかったら考えもしませんでした。
震災で地震で水害で被害受け、それでもあきらめず立ち上がるイグナルファームすごいですね。ミニトマトの枯れた何万本の苗を見た時はショックでした。これからも機会があれば足を運んで実際の姿、現場を沢山の人に知って欲しいですね。(Sさん)
震災で地震で水害で被害受け、それでもあきらめず立ち上がるイグナルファームすごいですね。ミニトマトの枯れた何万本の苗を見た時はショックでした。これからも機会があれば足を運んで実際の姿、現場を沢山の人に知って欲しいですね。(Sさん)
次のは東松島のイチゴハウスへ移動です。こちらは以前もいちご狩りでお世話になりました。今回は、いちごの育苗の様子も見学しました。
とちおとめ、もういっこなどはランナーを伸ばし、子苗を採苗。苗は気温が高くならいよう温度管理や日にあたり過ぎないよう管理します。これを秋に定植し、クリスマスシーズンに収穫できるようにします。最初のランナーは太郎苗、次は次郎苗、そして3番目は三郎苗と呼ぶそうです。
一方、よつぼしは種から育苗し、小さい苗を定植するので省力化となります。
【参加者の声】
いちごのことを楽しそうに話されている姿も印象的で、いちごやミニトマトを通して、人も地域も巻き込んで「イグナル!」の想いを形にされていることを感じました。いちごのかき氷を現地で食べられる日が楽しみです!(Yさん)
さて、昼食は旧野蒜小学校を改修して、2018年にオープンした「KIBOTCYA」の食堂へ。
久しぶりの産地イベントは新たな気づきと、初めまして、おひさしぶりの皆さんと顔合わせの楽しい場をなりました。
【参加者の声】
驚きと発見の連続で、あっと言う間の楽しい時間でした。色々と勉強になりました。(Kさん)
楽しみながら皆さんと産地訪問しましょう。
今年度もよろしくお願いします。
(文責:渡辺)