蔵王町「不忘果樹園」で西洋ナシの摘果作業のお手伝いをしてきました。
不忘果樹園の山家真澄さんからご説明を受け、今回はラ・フランスの摘果へGO
房になっている果房のうち、第一果房と真ん中の果房は成長が悪いので摘果します。
そして残りの果房で成長が良いのを1つ残して、大きく美味しい実を育てていきます。
こんな感じ
枝の太さや長さによっても違うそうですが、一枝平均5・6個まで間引きするそうです。
ん~どこぞのオーディションみたい
摘果をする枝が幹を軸にぐるっと這わせてありますが、気が付くと隣の木の摘果をしていたりします。あれこの木だったっけ
来年用の枝を伸ばしてリニューアルしながら摘果作業を進めていきます。
この自動結束マシーンで新しい枝を這わせて巻き巻き。
上を向いての作業で首を痛めたりしますが、これが毎日の作業となると…果樹園さんって大変だ
例年ゴールデンウィークは受粉の時期ですが、今シーズンは案外雪が少なく暖かったので
この時期に摘果作業ができたそうです
当日の蔵王町は震度5弱の地震があり もちろん大地も揺れましたが、久しぶりの屋外作業でとてもリフレッシュできました
キャンペーンガールの真紀ちゃん
山家真澄さんのご厚意で、和ナシ畑もご案内頂きました。
先日受粉作業を終えたばかりの和ナシです。
皆さん、受粉のイメージってどんな感じですか?
フワフワが付いた棒を持って、花から花へポンポン花粉を付けていくイメージではないでしょうか。
その花粉若い雄しべから花粉を手作業で採取するそうです(山家さん曰く「夜な夜な…」)
この若い雄しべについたピンクの花粉のみ使います。
いざ受粉となっても天気が悪い場合もありますよね。花は待ってくれないので、雨に当たらないように丁寧に受粉するそうです。
今年は花の時期に霜にあたったようで、実の付きが悪いかも?とのことでした
和ナシも西洋ナシも うまいうまいと何も考えずにパクパク食べてしまいますが、
こうした果樹園さんのご苦労やご努力があるからこそ、美味しいナシを頂けるのですね
お弁当や温かいお茶までご用意頂き、山家さんご夫婦には大変お世話になりました
またお手伝いさせて頂く機会があれば、ぜひ伺いたいです。
不忘果樹園さんのホームページはこちらをクリックしてください。
季節の移り変わりとともに、ブルーベリー、日本ナシ、西洋ナシを育てている
生産農家の方です。
以下はホームページより抜粋。
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当園は、自然豊かな蔵王で梨の栽培を始めてから90年になりました。
先代、先々代の意志を受け継ぎ、皆様においしい梨を召し上がっていただくために日々努力を重ねております。
果物づくりとは、いかに愛情と手間をかけるかにかかっています。
当園はそれに加えて、食べる方の健康に配慮した生産方式をとっています。
それが認められ、当園はエコ・ファーマーの認定を受けました。
独自の肥培管理のもと、愛情を込めて、大切に大切に育てた
こだわりの逸品を自信を持ってお届けします。
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画像:渡辺真紀 記事:髙橋弥生