素材研究部会・産地交流部会合同企画イベント
まずは初の涌谷町訪問です!
涌谷町の特産品おぼろ豆腐を生産している「涌谷とうふ店」にて、寄せ豆腐作りと豆洗い体験をしました。
寄せ豆腐を作るためには、豆乳とにがりを素早く均一に混ぜること
水を張った桶を使って、店長の菅原さんの手さばきをお手本に、皆で寄せ豆腐を作るイメージをしながら実践
簡単そうに見えて、やってみると意外と難しい頭では分かっていても微妙な回し加減が出来ていなかったり…
単純な様で奥深い作業が豆腐の滑らかさと味わいを左右するのだと感じました。
美味しい豆腐を試食する為に、菅原さんの神の手で寄せ豆腐を仕上げて頂き、固まるまでの間は皆で豆洗い
宮城県特産大豆のミヤギシロメを冷たい水でいっきに洗いげる。すぐに手が赤くなり、「冷たーい!!」の声が。
体験用の少ない量でありながらも、冷たい水と相まって結構な重労働。
スタッフの方々の苦労が目に浮かびました
大豆の浸水時間も季節や温度、水温などの違いを調整しながら管理していて、常に大豆と対話しながらの作業をしているのだと感じました。
出来立ての寄せ豆腐はとても口当たり滑らかで、大豆の甘みが香りと舌に感じる絶品何杯でも食べれる美味さでした
そんな絶品とうふと豆乳を使用した、涌谷町の地方創生事業から生まれた新商品「おぼろ豆腐シェイク」も試飲しました
開発者の大橋さんは、子育て支援サークルで活動をしていて、牛乳の飲めない子供でも美味しく飲める様にと、独自のレシピで考案し、町おこしの一品としてPRしています。
大豆の素材に触れ、素材の味を知り、素材が変化していく姿を感じ、盛りだくさんの体験になりました
欲張りついでに、大崎に向かう途中に涌谷町特産の小ねぎの聖地「氏家農場」のハウスを見学。
写真のハウス全部が小ねぎのハウスです。
壮大な規模の小ねぎ農場と無駄のない農法、土造りのこだわりと季節や環境への完璧な管理体制。
全てが小ねぎの美しさと美味しさに繋がっているのだと、頂いた小ねぎを見て納得
美味しい素材の源は人の思いと手から生まれるのだと改めて感じたツアー涌谷編でした
(文:丹治奈緒子)