こんにちは、料理研究部会です。12月に入り今年も残りあとわずかですね
年末に向かって次第に忙しくなることと思います。
そんなかで今年最後のレシピブログをお送りしたいと思います
今月は「牛蒡」と「春菊」のレシピをご紹介します。
ごぼうは、キク科ゴボウ属で原種はユーラシア大陸の各地でみられ、日本に入ってきたのは縄文時代という説や平安時代など諸説あります。ヨーロッパや中国では古くから薬用として用いられてきたそうですが、食用の作物として栽培してきたのは日本だけで、台湾や朝鮮半島などで食用にされているのは日本人が伝えたもののようです
牛蒡の主な成分は豊富に含まれる不溶性食物繊維で、便秘解消、整腸、発がん性物質排除に効果的です血糖値の上昇を抑制する働きもあり、糖尿病にも有効といわれています。
それではレシピの紹介です。
牛蒡のブラウニー
~ココアのほろ苦さとごぼうが合いますよ~
<材料>8×15cm型分
(ごぼうの蜜煮)
ごぼう 1/3本、 砂糖 70g、水 100CC、
(生地)
卵 1個、 小麦粉 50g、 バター 50g、砂糖 50g、 ココアパウダー 15g
<作り方>
① 始めにごぼうの蜜煮を作ります。ごぼうは洗って8cm長さに切ります。太い所は2つに割ります。水で15分ほど煮て、柔らかくなったら一度お湯をきります。鍋に砂糖、水を入れて煮立て、茹でたごぼうを入れて3,4分煮てそのままさまします。
② 次にブラウニーの生地を作ります。小麦粉とココアパウダーは一緒にふるっておきます。バターはレンジにかけて柔らかくしておきます。ボールに卵をときほぐし、砂糖を加えてよく混ぜます。小麦粉とココアパウダーを加えて混ぜ、最後にバターを加えて混ぜます。
③ ケーキ型に生地を入れ、上にごぼうの蜜煮を載せて180℃に温めておいたオーブンで20分~23分ほど焼き出来上がり。
<コツ・ポイント>
ごぼうは皮の付近に香り成分が集中しているので、皮はむかずに使うとごぼう本来の風味が味わえます。すぐに茹でる時はアクぬきしなくても大丈夫です。また同じ太さに切りると煮たときに硬さがそろいます。
<レシピの生い立ち>
ごぼうの蜜煮は、正月明けのお茶の席に出る「花びら餅」の中に味噌餡と共に餅に包まれているものですが、洋菓子にも合いそうで、ブラウニーに加えてみました。
クックパッドにもこのレシピを掲載しております。
クックパッド版はこちらから!!
(レシピ作成:佐藤順子)
春菊はキク科キク属の植物で、若い葉と茎を食用にします。漢字で「春菊」と書かれ、名前の通り、菊の一種です。一般的に菊の花は秋に咲くのに対し、春に花が咲く菊ということから「春菊」と呼ばれるようになったようです。関西など地方によっては「菊菜/きくな」とも呼ばれています。
カルシウムをはじめ、マグネシウム、リン、鉄分などの豊富なミネラル類は貧血、骨粗しょう症の予防に効果的です。アクセントになる強い香りの成分には自律神経に作用して食欲増進や咳を鎮める働きがあります。
それではレシピの紹介です。
春菊の海苔和え
~韓国風の和え物です~
<材料>(3~4人分)
春菊 1束、 海苔 1~2枚、 ごま油 小さじ1、 めんつゆ 大さじ1、 塩 適量
<作り方>
1)春菊は茎と葉に分け、茎→葉の順に塩ゆでし、適当な長さに切る。
2)ボウルにごま油とめんつゆを入れ、春菊を加えて混ぜ、さらに海苔を小さくちぎって混ぜ合わせて出来上がり。
<コツ・ポイント>
海苔はお好みの量を加えてください。
味が薄かったら、めんつゆ又は塩で調節してください。
<レシピの生い立ち>
春菊をごま和え以外の和え物にしたくて作ってみました
クックパッドにもこのレシピを掲載しております。
クックパッド版はこちらから!!
(レシピ作成:大坪律子)
シュンギクのナムル
~簡単に中華風のおつまみに~
<材料>:2人分
シュンギク1/2束 干し柿1コ
A(醤油 大さじ1 ゴマ油 大さじ1 白ゴマ 大さじ1 あればコチュジャン 小さじ1)
<作り方>
1.シュンギクは鍋で2~3分茹で、ざるにあけて水気をよくきって食べやすい大きさに切っておく。
2.干し柿は種があれば取り除き、細切りに切っておく。
3.ボールに1と2を入れてAを加えて和えて出来上がり。
<コツ・ポイント>
干し柿の甘みとゴマを多めにしてシュンギク独特の苦みを和らげました。
<レシピの生い立ち>
すき焼き以外にあまり食卓にのぼらない野菜なので簡単に作れるのがいいと思いました
クックパッドにもこのレシピを掲載しております。
クックパッド版はこちらから!!
(レシピ作成:鷲尾友希)
牛蒡をスイーツにするというのも面白い発想ですね。是非試してみて下さいね
来月のテーマは「ねぎ(曲がりねぎ)」と「せり」です。
皆様いかがでしたでしょうか?今年1年お送りしてきました「旬の野菜&果物おすすめレシピ」は今月で今年は終わりになります
1年間ご覧いただきありがとうございました。また来年も「旬の野菜&果物おすすめレシピ」を宜しくお願い致します
どうぞ良いお年をお迎えください
(written by ともやん)