毎月、お届けしている「宮城旬野菜おすすめレシピ」ですが、今月は旬の野菜と共に宮城県産の
養殖銀鮭もテーマ食材にしてレシピを募集をしました。
さて、今回のテーマ食材の銀鮭について少し書きたいと思います。
宮城県での銀鮭の養殖が始まったのは昭和51年(1976年)からで、
志津川地区で始まりました。昭和35年のチリ地震津波で志津川湾の名物、志津川ダコが激減し、
これに変わる特産品がないかと始めたのがきっかけと言われています。宮城県の海岸線はリアス式の海岸で、
その湾が銀鮭の養殖に適していた環境であり、銀鮭の生息する海水温と宮城の海水温が煮ていたこともその理由の一つ
だそうです。国内での銀鮭養殖は宮城県が全国一の生産量95%を占めています。その他新潟県の佐渡でも養殖されています。
東日本大震災の津波で、多くの養殖施設が壊滅的な被害を受けましたが、生産者、関係者の努力で昨年から復活を果たしました。
春から7月までの期間限定の旬の味覚をレシピを紹介することにより、みやぎの野菜ソムリエとしても応援していきたいと思い
テーマ食材に選びました。
それでは、レシピの紹介です。
銀鮭と夏ごぼうのクイックピザ
脂ののった宮城の銀鮭を、いつもと違った形で楽しみましょう!
<材料、分量>(直径約20cm)
銀鮭2切れ 長葱1/2本、 ごぼう15cm程度、 舞茸1/3パック
ピザ用チーズ50g(増減お好みで) 小麦粉100g(コツ参照)、
ベーキングパウダー小さじ1、 牛乳70g
塩・コショウ・醤油・マチョネーズ・ごま各適宜
<調理手順>
1 長葱は笹打ちをして水にさらしながらほぐしておく。
ごぼうはささがきして軽く水洗いし、舞茸は適当な大きさにほぐす。
2 銀鮭は厚めにそぎ切りにし、塩・コショウ・醤油をふりかけておく。
オーブンは230℃に予熱する。
3 小麦粉・ベーキングパウダー・牛乳をボウルに入れ、菜箸で
ひとまとまりにした後、なめらかになるまで3~5分ほど手でこねる。
4 オーブンシートに3の生地を20cm程度に伸ばし(円でも角でも)、
醤油とマヨネーズを大さじ1ずつ合わせたものを塗る。
5 ごぼう・銀鮭・舞茸・長葱・チーズの順にのせて、上から
マヨネーズをお好み焼きのようにギザギザにかけて、 オーブンで15分焼く。
食べる直前に、ごまを指先でつぶしながらふりかける。
<コツ、ポイント>
我が家では強力粉:薄力粉=6:4で作っています。
薄力粉のみだとパンピザのようになります。強力粉のみだと
クリスピーな生地になりますが、扱いにくいのでその際は
冷蔵庫で少し寝かせてください。(薄力粉は即作れます)
<レシピの生い立ち>
お酒を美味しく飲めるメニューを常に考えております。
銀鮭復活バンザイ♪地産地消バンザイ♪
クックパッドにもこのレシピを掲載しております。
クックパッド版はこちらから
(レシピ作成:八巻衣津美)
鮭の焼きづけ、葉玉ねぎのナムル添え
鮭の甘酢っぱさと野菜のナムルがよく合います
<材料>2人分
生鮭 2切、 葉たまねぎ 3本、 黄パプリカ 1/4個、 飾りつけ用ミニトマト2個、 小麦粉、サラダ油 適量
(鮭つけだれ) だし 100cc、しょうが(千切り)5g、 酢 大2、 しょう油 大さじ1、 みりん 小さじ1
(ナムル調味料) ごま油 大さじ1、 白すりごま 大さじ2、 しょう油 小さじ1
<調理手順>
1 生鮭に塩をふり20分ほどおき、出てきた水分をペーパータオルで拭きとります。
2 1の鮭に小麦粉をふり、フライパンに油を多めにしき、揚げ焼きにします。
3 鮭つけだれの材料を混ぜ、2で焼いた鮭を漬け込みます。
4 ナムルを作ります。葉たまねぎは縦2つに切り、パプリカは薄切りにします。
5 沸騰したお湯で4を2~3分茹でごま油、しょう油を加えてよく混ぜます。
そこに、すりごまを加えてさらに混ぜます。
6 皿に3の鮭をのせ、葉たまねぎ、パプリカのナムルを並べ、2つに切ったミニトマトを添えて出来上がり。
仕上げに鮭の漬けだれを上からかけます。
<コツ・ポイント>
生鮭は皮つきのまま、両面こんがりと焼くと皮も香ばしく美味しくなります。葉玉ねぎは、茹でたあと、
白い玉ねぎの部分と緑色の葉の部分に切りナムル調味料で和え、白、緑、パプリカの黄色と分けて
盛り付けると綺麗に仕上がります。
<レシピの生い立ち>
宮城県が全国一の生産量を誇る銀鮭は油がのり、身が柔らかで色々な料理に合います。ムニエルにした鮭は
酢がきいたつけだれで味つけし、ごまが効いた葉たまねぎとパプリカのナムルと合わせてみました。鮭は、たんぱく質や
ビタミンB1,B2,Dなどが含まれ栄養満点。玉ねぎはビタミン類は少ない反面、硫化アリルが血液をサラサラにすると
言われているので、栄養の面からも相性バッチリです。
クックパッドにもこのレシピを掲載しております。
クックパッド版はこちらから
(レシピ作成:JUNKO.SATO)
銀鮭のパエリア
脂ののった銀鮭を使い、トマト味のパエリアを作ってみました!
<材料>
銀鮭 3切れ 米 2合 加熱用トマト(またはトマト水煮缶) 約200g
玉ねぎ 1ケ ニンニク 1片 スナップえんどう 7〜8本
A)コンソメの素 1ケ 白ワイン 100cc 水 400cc 塩 小1/2
オリーブ油 適量 塩コショウ 適量 ローズマリー 適量 レモン 適量
<調理手順>
1 銀鮭は、軽く塩コショウをし、トマトは湯剥きをしてざく切り、玉ねぎ・ニンニクはみじん切り、
スナップえんどうは筋を取っておく。
2 フライパンにオリーブ油を入れ、銀鮭を両面焼き、取り出しておく。
3 フライパンをペーパーで軽く拭き、オリーブ油を足して、ニンニク、玉ねぎを炒め、米を加えて半透明になるまで炒める。
4 Aを入れ混ぜて、沸騰したら、銀鮭・ローズマリーをのせて蓋をし、弱火で10分煮て、スナップえんどうを加えて
さらに5分煮る。(水分がなくなるまで)
5 30秒位強火にして火を止め、10分蒸らす。
6 くし形に切ったレモンを添えて、出来上がり。
<コツ・ポイント>
水分量は、材料によって微妙に変わるので途中様子をみてください!水分足りない場合は、足してください!
スパイスはお好みのもので!ナスタチウムがあったので、飾ってみました♪
<レシピの生い立ち>
脂ののった銀鮭でご飯ものを作りたくて…
洋風にしてみました!
クックパッドにもこのレシピを掲載しております。
クックパッド版はこちらから
(レシピ作成:大坪律子)
今月のお料理もみな美味しそうですね。更に今回は、部会員でゆと森倶楽部の斎藤さんにお願いし、
養殖銀鮭のお料理を一品作ってもらいました。
「銀鮭のスモークと新じゃがいものテリーヌ」です。
手前のグリーンのソースはそら豆のソースだそうです。
この料理は参考料理ということで、作り方は記載しませんので、興味のある方は
個人的に聞いてみて下さいね。
7月のテーマは「モロヘイヤ」です。
お楽しみに!!