切られお富!

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キアヌ版「忠臣蔵」3D決定!赤穂浪士が飛び出す!!

2010-12-11 13:34:44 | アメリカの夜(映画日記)
ハリウッドって、よっぽどネタ切れなんですね。3Dにすると面白い話でもなんでもないじゃない、忠臣蔵って。こういうの誰が見に行くんですかね?バカな日本人かな?

キアヌ版「忠臣蔵」3D決定!赤穂浪士が飛び出す!! - goo 映画

というか、国立劇場の「歌舞伎鑑賞教室」出演者にいわせると、「いまの人(高校生?)は忠臣蔵のストーリーを知らない」ってことですが、そんな感じなんですかね~。三国志の方がよく知られていたりして…。

まあ、バカな映画ができて、ちゃんと日本人がバカにできるかが試されているんじゃないですか?

以前、渡辺謙の出ていた『ラスト・サムライ』という映画について、「映画はまずまずだったが、時代考証が滅茶苦茶」とyahooの掲示板に書いたら、「時代考証はそんなに間違ってない」というトンデモ・コメントが返ってきてビックリしました。こんなレベルの連中から世論調査をとって政治を論じたら、日本なんかお終いですね。ま、半ば以上終わってる感じもしますが…。

それと、邦画界もリメイク企画ばっかりですね。三池崇史監督は『十三人の刺客』(オリジナルは工藤栄一監督)に続いて、『切腹』(小林正樹監督)のリメイクだっていうでしょ?

完全に文化衰亡期ですよ。もっとも、キムタクの『ヤマト』よりはいくらかマシですけどね~。

というわけで、期待しないで待ってます。

PS:わたしの考える忠臣蔵映画の傑作はコレ!討ち入りがないとか、野暮なことをいう人もいますが、人間ドラマとして傑作です。いくらなんでも過小評価され過ぎですよ。溝口健二監督作品としても、ネ。

・映画『元禄忠臣蔵』(前篇・後篇) 溝口健二監督(以前書いた感想)

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