大映京都を代表する監督三隅研次の特集が、来春1~3月にフィルムセンターで行われます。三隅監督といえば、個人的には市川雷蔵作品が何といっても素晴らしいし、今回は珍しいテレビ作品の上映もあるとか。今から楽しみですね~。
三隅監督といえば、スタイリッシュな映像スタイルで、勝新太郎よりは市川雷蔵と相性がよかった印象があります。有名な三部作、『斬る』、『剣』、『剣鬼』はもとより、中村玉緒が夕景を走る『眠狂四郎 炎情剣』に、妖気漂う雷蔵版『大菩薩峠』!
といっても、勝新作品でも印象的なものは少なくなくて、そもそも座頭市の第一作(のちのちの座頭市とはだいぶ印象が違うストイックな市)があるし、シリーズ中の傑作といわれる近衛十四郎出演の『座頭市 血煙街道』とか勝新版『無法松の一生』、先日も野坂昭如の訃報記事で紹介した『とむらい師たち』なんて快作もある。
今回の特集では、大映倒産後の「必殺シリーズ」の作品も上映されるんで、楽しみなんですけど、レアだから混むんじゃないですかね~。
なお、個人的には三島由紀夫原作の『剣』が、原作以上に大好きです。
昨今の締まりのない殺陣に我慢のならない時代劇ファンには、至福の特集になるんじゃないでしょうか!
・映画監督 三隅研次 | 東京国立近代美術館フィルムセンター
三隅監督といえば、スタイリッシュな映像スタイルで、勝新太郎よりは市川雷蔵と相性がよかった印象があります。有名な三部作、『斬る』、『剣』、『剣鬼』はもとより、中村玉緒が夕景を走る『眠狂四郎 炎情剣』に、妖気漂う雷蔵版『大菩薩峠』!
といっても、勝新作品でも印象的なものは少なくなくて、そもそも座頭市の第一作(のちのちの座頭市とはだいぶ印象が違うストイックな市)があるし、シリーズ中の傑作といわれる近衛十四郎出演の『座頭市 血煙街道』とか勝新版『無法松の一生』、先日も野坂昭如の訃報記事で紹介した『とむらい師たち』なんて快作もある。
今回の特集では、大映倒産後の「必殺シリーズ」の作品も上映されるんで、楽しみなんですけど、レアだから混むんじゃないですかね~。
なお、個人的には三島由紀夫原作の『剣』が、原作以上に大好きです。
昨今の締まりのない殺陣に我慢のならない時代劇ファンには、至福の特集になるんじゃないでしょうか!
・映画監督 三隅研次 | 東京国立近代美術館フィルムセンター
剣―三隅研次の妖艶なる映像美 | |
野沢 一馬 | |
四谷ラウンド |
剣鬼 [DVD] | |
クリエーター情報なし | |
角川書店 |
剣 [DVD] | |
クリエーター情報なし | |
角川書店 |
斬る [DVD] | |
クリエーター情報なし | |
角川書店 |
座頭市物語 [DVD] | |
クリエーター情報なし | |
角川書店 |
座頭市血煙り街道 [DVD] | |
クリエーター情報なし | |
角川書店 |
とむらい師たち [DVD] | |
クリエーター情報なし | |
KADOKAWA / 角川書店 |
大菩薩峠 [DVD] | |
クリエーター情報なし | |
KADOKAWA / 角川書店 |
眠狂四郎 炎情剣 [DVD] | |
クリエーター情報なし | |
角川書店 |
やはり時代劇の印象が強いですが、『剣』は良いですよね。
百合の花片で血を拭うシーンが、原作以上に美しく鮮烈でした。
フィルムセンターは遠征できず残念ですが、ビデオを見直したくなりました~。
P.S.
南座の仁左様、素晴らしいですよ!
『土屋主税』は放送がありますが、青年役がぴったりでお若く。
そして、『土蜘』が衝撃的にお美しく!
漂う気品と妖しい眼光、不穏な空気を纏われてもまた魅力的です。
おかげさまで蜘蛛の糸に捕らわれたい女性が続出しております(笑)。
素敵なコメントありがとうございます。
ご返事が遅れてすいません。
雷蔵よいですよね。森一生、田中徳三、池広一夫監督もよいですが、やはり三隅監督です。
ところで、南座の仁左衛門、観たかったです!情熱大陸の放送も顔見世への期待が膨らむ内容でしたが、「土蜘」観たかったなあ~。観ていたら、わたしも蜘蛛の糸に捕らわれたい一人になっていたことでしょう!
来年こそは久々に南座観劇したいなあ~。