切られお富!

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これこそ酷い!厚生労働省の労働時間規制見直し!

2006-11-13 02:02:03 | 政治少女死なず(反アベ宣言!)
どう考えてもJASRACより大騒ぎにならなきゃあいけない話がこれなんだけど、いまいち話題にならないのはなぜ?政府が画策しているホワイトカラー・エグゼンプション制度というのは、端折っていえば、残業代のもらえない層を増やそうという政策。学生にはピンと来ないんだろうけど、社会人ならいわゆる管理職には残業代が払われず、「出世したのに年収下がった」なんて話はよく知ってますよね。その「残業代が払われない層」を増やした上に、庶民には増税で企業減税を実施しようとしている政府って、支持できるんですか、安倍内閣支持者の方々!!

>厚生労働省の審議会で議論されているホワイトカラー・エグゼンプション制度が導入され、年収400万円以上の会社員が労働時間規制の対象から外されると、約1000万人の会社員が1人年間114万円の残業代を受け取れなくなる、とする試算を民間シンクタンク、労働運動総合研究所(労働総研)がまとめた。

残業代なし1千万人に 労働時間規制見直し試算(朝日新聞) - goo ニュース


『労働ダンピング』(岩波新書)という本によると、この「ホワイトカラー・エグゼンプション制度」というの、(やっぱり案の定)アメリカで導入されたもので、アメリカではファーストフードのアシスタント・マネージャーや工場や建築現場のチームリーダーなんかも残業代が支払われなくなってしまったという。

つまり、政府が目指しているのは、アメリカ型格差社会なわけで、再チャレンジがどうこうなんて嘘っぱちもいいとこだったという話でしょ。

これで、企業減税・庶民増税が一緒になれば、共働きでもしなきゃあしょうがない層が増えるというわけですよね。

にもかかわらず、下村博文の「(女は)家で子育てしろ」発言が飛び出すなど、支離滅裂な自民党。

北朝鮮問題を目くらましに使っているうちに、国内がボロボロになっていくというのは、これこそ「反日的」政策だとわたしは思いますけどね・・・。

労働ダンピング―雇用の多様化の果てに

岩波書店

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