切られお富!

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「犬神家の一族」市川監督&石坂で復活

2006-01-29 02:22:01 | アメリカの夜(映画日記)
90歳になる映画監督・市川崑が「犬神家の一族」をリメーク(?)するそうだ。まだ生きてたんだ~という驚きとともに、大丈夫か?って気もしてきますよね~。

「犬神家~」といえば、「新世紀エヴァンゲリオン」にも影響を与えた邦画の名作ではあるけれど、あれは高峰三枝子が凄かったからなんで、今度はどんなキャスティングになるんだろうか・・・。

市川崑といえば巨匠監督だし、同じ高齢監督でも新藤兼人みたいな独立プロ系と違って、一貫して商業映画の最前線にいた監督という印象が強い。でもここ何本かは・・・ですね、個人的には。

この監督のもっともクリエイティブだった時代といえば、大映時代だというのが衆目の一致するところだと思うんだけど、今度の「犬神家~」の製作発表が角川大映撮影所で行われたというのもちょっと感慨深いですね。

で、わたしの好きな市川崑作品なんだけど、世評の高い「黒い十人の女」っていうのはもうひとつ趣味ではなくて、オムニバス映画「女経」のなかの一篇「物を高く売りつける女」っていうのが最高だと思うんですよ。(ひねくれ者でゴメンナサイ!)この作品はちょっとミステリー仕立てで、後の金田一シリーズで見せた冴えを予感させる一篇。レンタルビデオ屋さんで見かけたら必見です。

あとは、月並みだけど、「私は二歳」とか「ぼんち」、「鍵」、「おとうと」、「ど根性物語 銭の踊り」(ただし、これは前半まで)なんてあたりかな。

なお、夫人で脚本家の故・和田夏十さんもお忘れなく!

PS:権利関係の問題で観る事のできない「鹿鳴館」が観たいんだけど、何とかなりませんか?関係者の皆さん!

「犬神家の一族」市川監督&石坂で復活 (スポーツニッポン) - goo ニュース

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