切られお富!

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5月の新橋演舞場は、吉右衛門、福助の『四谷怪談』!

2008-02-06 23:59:59 | かぶき讃(トピックス)
最近恒例になった5月の新橋演舞場の歌舞伎公演。今年は、「四谷怪談」なんかをやるんですね!今の勘三郎の「四谷怪談」とは違った古風な芝居を期待したいなあ~。

吉右衛門を中心に、高麗屋、萬屋、成駒屋といった吉右衛門劇団系の若手で構成されてきた5月の新橋演舞場の舞台。

正直なところをいうと、播磨屋贔屓のわたしでも、今までの舞台は役者のアンサンブルがもうひとつで、吉右衛門の奮闘がばかりが空回りしている印象だった。

でも、出演者の顔ぶれもだいたい同じだし、そろそろ、ぐっとまとまった舞台に深化してくれるんじゃないかって、期待しているんですよね。

去年の「鬼平犯科帳~大川の隠居」では、中村歌六の名演が光ったし。(歌六は歌舞伎座でやった「竜馬が行く」の勝海舟もよかったなあ~。)

まあ、染五郎の成長がこの吉右衛門座頭公演の浮沈を左右するなあ~、例年のことだけど!

<5月の新橋演舞場の演目&配役>

一、彦山権現誓助剱 毛谷村(けやむら)
           毛谷村六助  染五郎
              お園  亀治郎
      微塵弾正実は京極内匠  錦之助


二、上 藤娘(ふじむすめ)
             藤の精  福 助

  中 三社祭(さんじゃまつり)
              悪玉  染五郎
              善玉  亀治郎

  下 勢獅子(きおいじし)
              鳶頭  歌 昇
              鳶頭  錦之助


三、一本刀土俵入(いっぽんがたなどひょういり)
           駒形茂兵衛  吉右衛門
              お蔦  芝 雀
         船印彫師辰三郎  錦之助
            掘下根吉  染五郎
           船戸の弥八  歌 昇
           波一里儀十  歌 六



夜の部

通し狂言 東海道四谷怪談(とうかいどうよつやかいだん)
 序 幕 第一場 浅草観音額堂の場
     第二場 按摩宅悦内の場
     第三場 浅草田圃地蔵前の場
     第四場 同 裏田圃の場
 二幕目 第一場 伊右衛門浪宅の場
     第二場 伊藤喜兵衛内の場
     第三場 元の浪宅の場
 三幕目     砂村隠亡堀の場
 大 詰 第一場 蛇山庵室の場
     第二場 仇討の場

          民谷伊右衛門  吉右衛門
    お岩・小仏小平・女房お花  福 助
           佐藤与茂七  染五郎
           奥田庄三郎  錦之助
           お岩妹お袖  芝 雀
            按摩宅悦  歌 六
           直助権兵衛  段四郎
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