ちょっと興味深かったので…。貴重な判例になるかもしれない。
脚本家の荒井晴彦さんら、芥川賞作家の絲山秋子さん提訴(朝日新聞) - goo ニュース
小説の原作者がその小説の二次的著作物である映画脚本の出版を拒否するというのは「契約違反だ」という裁判ですが、たぶん、絲山秋子は著作権法を全然判っていなくて気分で拒否しちゃったんじゃないですかね?
まあ、ちゃんと話をできない出版社の体たらくも問題だと思いますけれど…。
朝日新聞の記事によると、
>訴状では、映画化もDVD化も認めながら脚本収録だけを拒否するのは、映画製作会社と原作の版元文芸春秋との契約にある「(2次利用について)一般的な社会慣行並びに商慣習等に反する許諾拒否は行わない」との条項に反するとしており、10年秋発行の「’09年鑑代表シナリオ集」への掲載を求めている。
とあって、「商慣習等に反する許諾拒否は行わない」という条項が契約書に盛り込まれていたとのこと。
これは、著作権法の第27条、28条にある権利(二次的著作物の原著作者の権利)を行使しないという話だけど、日本の契約書にありがちな曖昧表現「一般的な社会慣行並びに商慣習等」なんてあたりが頭の固い裁判官に理解してもらえるかというのが、結構微妙かもしれませんね~。
というか、荒井晴彦サイドが言っている事は業界慣習上当たり前なんだけど、当たり前が裁判で覆されたりすると、とんでもないことになるかも…。(業界、大騒ぎみたいな~。)
といって、冗談じゃなくあるんですよね~。浮世離れした裁判官に商慣習の判定なんてそもそも難しかったりするからさ~。
というわけで、楽しみです。
なお、個人的には荒井晴彦も絲山秋子も嫌いじゃないです。
荒井晴彦が編集長の『映画芸術』はだいたい読んでるし、脚本作の『赫い髪の女』、『もどり川』、『噛む女』は好きですから。
絲山秋子の方は以前本の感想書いてます。でも、本より彼女のHPのインタビューの方が面白いんだけどね~。
・『袋小路の男』 絲山 秋子 著(以前書いた感想)
脚本家の荒井晴彦さんら、芥川賞作家の絲山秋子さん提訴(朝日新聞) - goo ニュース
小説の原作者がその小説の二次的著作物である映画脚本の出版を拒否するというのは「契約違反だ」という裁判ですが、たぶん、絲山秋子は著作権法を全然判っていなくて気分で拒否しちゃったんじゃないですかね?
まあ、ちゃんと話をできない出版社の体たらくも問題だと思いますけれど…。
朝日新聞の記事によると、
>訴状では、映画化もDVD化も認めながら脚本収録だけを拒否するのは、映画製作会社と原作の版元文芸春秋との契約にある「(2次利用について)一般的な社会慣行並びに商慣習等に反する許諾拒否は行わない」との条項に反するとしており、10年秋発行の「’09年鑑代表シナリオ集」への掲載を求めている。
とあって、「商慣習等に反する許諾拒否は行わない」という条項が契約書に盛り込まれていたとのこと。
これは、著作権法の第27条、28条にある権利(二次的著作物の原著作者の権利)を行使しないという話だけど、日本の契約書にありがちな曖昧表現「一般的な社会慣行並びに商慣習等」なんてあたりが頭の固い裁判官に理解してもらえるかというのが、結構微妙かもしれませんね~。
というか、荒井晴彦サイドが言っている事は業界慣習上当たり前なんだけど、当たり前が裁判で覆されたりすると、とんでもないことになるかも…。(業界、大騒ぎみたいな~。)
といって、冗談じゃなくあるんですよね~。浮世離れした裁判官に商慣習の判定なんてそもそも難しかったりするからさ~。
というわけで、楽しみです。
なお、個人的には荒井晴彦も絲山秋子も嫌いじゃないです。
荒井晴彦が編集長の『映画芸術』はだいたい読んでるし、脚本作の『赫い髪の女』、『もどり川』、『噛む女』は好きですから。
絲山秋子の方は以前本の感想書いてます。でも、本より彼女のHPのインタビューの方が面白いんだけどね~。
・『袋小路の男』 絲山 秋子 著(以前書いた感想)
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