切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

本日、国立劇場におりました!

2011-11-12 23:59:59 | 私の写メ日記(観劇版)
十一月歌舞伎公演「日本振袖始」と「曽根崎心中」を観ておりました。純粋によかったです。どちらも好演でした。しかし、今月が近松門左衛門特集だって、どの程度の認知度なんだろう?ま、そんなことより、「日本振袖始」の梅丸くんと「曽根崎心中」の竹三郎にブラボ~と言いたい!

「日本振袖始」は歌右衛門ゆかりの演目ということで、歌右衛門一家総出演(芝翫一家ではないですよ!)。なかでも、ば梅玉さんの部屋子の梅丸くんはよいですね~。この子は芝居心がありますよ。同じ年代の梨園の子弟より数段巧い!国立劇場が生んだ第二の玉三郎になり得る逸材ですね。乱歩歌舞伎第二弾くらいから注目してたけど、末恐ろしいな!将来はこの子と錦之助の子供の隼人くんで、歌舞伎鑑賞教室あたりで「鳴神」をやってほしいな!その頃まで、わたしが元気かどうか怪しい感じだけど…。

「曽根崎心中」は翫雀の芝居が一段深くなった。おかげで藤十郎もやりやすくなったんじゃないのかな~。落ち着いたいい舞台になってましたね~。そして、初めに書いた通り、竹三郎の久右衛門が出色の出来!あの花道を見送る眼の熱さ!そして、最後の大三場。花道の藤十郎の背中から、最後に緞帳が下りるまで、うっとりとするような舞台でした。しかし、齢八十歳の藤十郎。この人の舞台も一回一回が見逃しがたい重いものになってきたなあ~。雀右衛門が舞台から遠ざかり、芝翫も亡くなった今となっては…。

というわけで、舞台を満喫させてもらいましたよ。

PS:国立劇場に入るとき、「くろこちゃん」というゆるキャラが出迎えてくれました!しかし、わたし、こういうの趣味じゃないんだよね~。なので、グッズとか売られてもなあ~。ということで、このブログには「くろこちゃん」の画像はありません!

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