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巨人清武代表が渡辺会長批判!

2011-11-11 23:12:03 | 「プロ野球問題」
緊急記者会見なんていうから、てっきり選手がやくざと付き合ってるのかと思いましたが…。でも、清武氏って大した男だと思いました。組織人としてはこれから茨の道でしょう。それと、コンプライアンスというより、人間関係の義理とか仁義の問題で反抗したんだと思うなあ~。組織人の抵抗という意味では、サラリーマンの共感を呼ぶのでは!というわけで、雑感です。

①会見のすべてを見たわけではないんだけど、人事に関する契約ルールを「鶴の一声」で踏みにじっていいのかという問題提起なんだと思います。このあたりが現場の声というか、人間関係とか仁義を重んじる上司の発想なんでしょうね。

一方、ナベツネにみられるオールド経営者って、人なんてすぐ首を切ればいいと思っている。もっとも、一部でもてはやされる若い経営者もそういう傾向ありますよね。ま、これって、巨人だけじゃないかな。わたしの贔屓チーム・ドラゴンズだって、バカな球団社長が問題になっている。

いってみれば、「世代間ギャップ」と「トップと現場の認識ギャップ」が重なり合ったってことではないでしょうか?

あと、わけのわかっていない社外取締役なんて連中もナベツネ系ですね、たいてい。

②ただし、清武氏の会見自体が桃井オーナーいうところの「コンプライアンス問題だ」って指摘も当たらなくはない。でも、わかるんですよ。組織内では誰もナベツネに抵抗できないから、スタンドプレイにでるしかなかったって感じが…。だって、桃井氏の会見はまさに雇われ人って感じでしたから。

だから、繰り返すようだけど、本質はコンプライアンスじゃなくて仁義問題から端を発しているんじゃないかって。

③しかし、江川って不運なひとですよね。「空白の一日」といい、今回の件にしても江川本人は悪くないんですから。でも、江川のヘッドコーチとか監督は悪くないなあ~。確かにコーチ経験ないけど、栗山よりははるかに言ってることがクレバーですもの。この点、ナベツネの発想は悪くないんだろうけど、やり方がね~。このひと、いつもプロセスが悪いんだよね。

                                       ☆     

というわけで、清武氏のように保身に走らず、わが身を盾にするようなリーダーってなかなか出ないな~。しかし、すかさずナベツネを擁護した石原慎太郎ってわかりやす過ぎる!プロセス抜きのトップダウンは、この手の人間の特徴だってことだね!

清武代表が渡辺会長批判=人事などで「球団私物化」―プロ野球・巨人(時事通信) - goo ニュース

PS:以下にあげる本はナベツネ問題を考える上での基本書です。是非ご一読を!


渡邊恒雄 メディアと権力 (講談社文庫)
クリエーター情報なし
講談社
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