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義経千本櫻の通し上演の第三部、道行と四の切、観てました。一部&二部は月末に観劇予定。猿之助の狐忠信は早くも円熟していてよいです。ということで、簡単な感想のみ。
最初の道行は、澤瀉屋バージョンなんで、通常と演出が違うんですが、澤瀉屋らしいエンタメした終わり方でよいです。差し金の蝶々が妖しさを醸し出しつつ、花道近くでの引き抜きの鮮やかさ!この手数の多さは、役者が若くないときっとダメですね。おまけに、今回は四の切まで続くんだから、演者の運動量たるや!
染五郎の静御前は、浅黄幕が落ちての登場場面の立ち姿が、気高くて美しい。ただ、この人は本来忠信の方のニンなんじゃないのかな?考えてみれば、猿之助・染五郎の忠信・静御前は、入れ替わり可能なんですよね。どっちもできる役者が演じてる不思議さは、感じなくもなかったかも。傑作といえば、猿弥の逸見藤太が、澤瀉屋演出で仕事が多いのに上機嫌でよい舞台。
続いて、おまちかねの四の切。
今回の猿之助は、狐じゃない方の忠信が、その鋭い眼光ときっぱりとした姿で傑作でした。これでこそ、狐忠信が際立つ。脇では、門之助の義経が気品があっていつも通りよく、駿河太郎の松也のきっぱりとした立ち役姿と亀井六郎の已之助の勢いが目に付いた。個人的には、笑也の静御前が前から好きなので期待したけど、今回はやや地味かな。この人のきりっとして顎を引いた感じの静御前が大好きだったんだけど、少し年を取ってきたような気がしなくもない。
で、最後は猿之助の宙乗り。何度も観てはいるんだけど、今回はいつにも増して、宙に上がってからが元気。事故でも起きなきゃいいけどと、要らぬ心配をしたくらいでした。もちろん、客席は大盛り上がり!
ということで、今月の千本櫻は全体によさそうです!
最初の道行は、澤瀉屋バージョンなんで、通常と演出が違うんですが、澤瀉屋らしいエンタメした終わり方でよいです。差し金の蝶々が妖しさを醸し出しつつ、花道近くでの引き抜きの鮮やかさ!この手数の多さは、役者が若くないときっとダメですね。おまけに、今回は四の切まで続くんだから、演者の運動量たるや!
染五郎の静御前は、浅黄幕が落ちての登場場面の立ち姿が、気高くて美しい。ただ、この人は本来忠信の方のニンなんじゃないのかな?考えてみれば、猿之助・染五郎の忠信・静御前は、入れ替わり可能なんですよね。どっちもできる役者が演じてる不思議さは、感じなくもなかったかも。傑作といえば、猿弥の逸見藤太が、澤瀉屋演出で仕事が多いのに上機嫌でよい舞台。
続いて、おまちかねの四の切。
今回の猿之助は、狐じゃない方の忠信が、その鋭い眼光ときっぱりとした姿で傑作でした。これでこそ、狐忠信が際立つ。脇では、門之助の義経が気品があっていつも通りよく、駿河太郎の松也のきっぱりとした立ち役姿と亀井六郎の已之助の勢いが目に付いた。個人的には、笑也の静御前が前から好きなので期待したけど、今回はやや地味かな。この人のきりっとして顎を引いた感じの静御前が大好きだったんだけど、少し年を取ってきたような気がしなくもない。
で、最後は猿之助の宙乗り。何度も観てはいるんだけど、今回はいつにも増して、宙に上がってからが元気。事故でも起きなきゃいいけどと、要らぬ心配をしたくらいでした。もちろん、客席は大盛り上がり!
ということで、今月の千本櫻は全体によさそうです!
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