切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

本日、国立小劇場におりました。

2012-02-10 23:59:59 | 私の写メ日記(観劇版)
文楽の二部と三部を続けて観劇。さすがに、疲れました。しかし、住大夫師は元気だな~。見習わないといけませんね!

諸般の事情で連続観劇になりましたが、二部は「満員御礼 完売」、三部は若干空席がありました。

以前ほどにはチケットが取り難くなくなった東京の文楽公演。それでも、住大夫登場の演目は平日でも完売になるんですよね~。しかし、こういう状況に胡坐をかいていると・・・とは、関係者も思っているに違いありませんが・・・。

さて、舞台ですが、第二部は「鮨屋」と「お夏清十郎」。第三部は「寺子屋」と「日本振袖始」。

「鮨屋」は松香大夫と源大夫が休演。代演の咲甫大夫の権太が元気で悪くないと思ったところへ、住大夫の権太がやっぱり渋くてよい!奥の三味線の藤蔵も熱演でした。父親の源大夫は休演が増えたけど、息子の方が床の主役みたいになってきたナア~。

「お夏清十郎」は、呂勢大夫の声に合っていましたね。甘い熱唱というか、ネ。

「寺子屋」は、嶋大夫の美声を堪能。しかし、なんでこの人、人間国宝にならないんだろう?まさか断っているとか?文雀の千代は落ち着きがあってよい。

今回の「鮨屋」も「寺子屋」も歌舞伎との演出の違いがあって面白いんだけど、「寺子屋」なんか文楽の演出を基にした歌舞伎の新演出があってもよいような気がします。亀治郎あたりがやってくれないかな?

というわけで、十分堪能させていただきました!

PS:第二部には俳優の加藤武さんがおられましたね。住大夫登場で大きな掛け声を出してらっしゃった!

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