切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

本日、新橋演舞場におりました。

2012-02-11 23:59:59 | 私の写メ日記(観劇版)
夜の部観てました。新勘九郎の「鏡獅子」が予想以上の出来!しかし、口上でカミカミだった仁左衛門は、それでも絵になる!

最初が「鈴が森」。よい舞台でした!しかし、勘三郎と吉右衛門の共演って、相当久しぶりじゃあないですか!とかく、若手がやると、たった40分足らずなのにダレる芝居ですが、この充実感は芝翫&富十郎の舞台以来です!

次が口上。勘三郎は口上が得意だから、よく喋る。しかし、仁左衛門はたぶん口上が苦手なんでしょうねえ~。小山三の名前をど忘れするわで、なんだかメロメロ。それでも、はにかんだ仁左衛門に客席は拍手喝采でした。そして、やっぱり、新勘九郎と七之助の兄弟は口上もしっかりしている!10年位前の浅草歌舞伎、兄弟替わりばんこの「野崎村」から考えれば、成長したなあ~なんて思ったりして、ね。

そして、「鏡獅子」。新勘九郎は体格がよいから、振り上げた手の形が映える。背筋のいい御殿女中という感じで、回転のいい父親の舞台とは、ちょっとタイプが違う。そして、獅子になってからの切れ味。どうなるかと思いきや、近年の若手では最良の「鏡獅子」でした。

最後は「ぢいさんばあさん」。三津五郎と福助。予想したより悪くないんだけど、もうひとつ感動したというところまではいかなかった、かな。

仁左衛門だと「青春の悔恨」って感じだけど、三津五郎だと「生真面目な人の過ち」っ印象になるんですよね。福助もまあまあ抑えた感じだったし、橋之助の下嶋なんかは当たり役といっていいでしょう。

でも、ぢいさんとばあさんの話だから切ないんじゃないですよね。そういう意味では、老けメイク&老け芝居は押さえ気味でもよいんじゃないですかね~。

というわけで、そのうち感想書きます。(いつもこう書いて書かないんだけど・・・。)
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