旅行前に知って驚いたのだけど、映画やCMの演出家として知られる市川準さんが急死されたそうですね。このひとって、一般的にはどの程度認知されているかわからないけれどCM業界最大の巨匠で、たとえば「三井のリハウス」シリーズや「味の素ほんだし」シリーズなんかでは、宮沢りえ、池脇千鶴、田中麗奈を起用、後の自作映画でも主演させている。まあ、働きすぎだったのではっていう印象でもあるし、電通など広告代理店は盛大に追悼しないといけないのではないでしょうか?ご冥福をお祈りいたします。
・<訃報>映画監督の市川準さん死去 59歳
と、いろいろ書いておきながら考えてしまうのは、映画監督としてはもうひとつ個性を生かしきれなかった人だなあ~という個人的な印象。
15秒や30秒の枠の中で、役者からさまざまな表情を引き出す演出術を持っていた人で、あの桃井かおり曰く「クマさん(神代辰巳)がいない今、演出といえばこの人」とまで言わせた演出家でありながら、わたしがこの人の作品で、純粋に映画として好きな作品は、あまり多いとはいえないというのが正直なところ。
ただ、全作品を見ていないので、わたしが見逃している中で傑作があるのかもしれないのですけど、どうなのかな~。(微妙な感じはするけれど・・・。)
で、わたしが好きな映画としては、田中麗奈主演の『東京マリーゴールド』と三谷幸喜原作の『竜馬の妻とその夫と愛人』ということになりますかね~。
『東京マリーゴールド』は、わたしの大好きなエリック・ロメールの『冬物語』を思わせる一篇で、この映画は田中麗奈にだいぶ救われてるって正直思います。(確か、渋谷の映画館で見たような気がする。映画館の入り口にマリーゴールドが飾ってあった!)
そして、三谷幸喜原作の戯曲の映画化『竜馬の妻とその夫と愛人』では、坂本竜馬の未亡人役を演じた鈴木京香の後姿がとっても風情があって、監督のCMのよさがうまく映画に生かされたという感想を持ちました。
(因みに、この作品の坂本竜馬未亡人「おりょう」という役はとても面白いので、先日の歌舞伎座公演「竜馬がゆく 風雲篇」で市川亀治郎が演じた「おりょう」を楽しめた方はご覧になるといいですよ!)
過去のCM作品は権利関係の問題もあるだろうし、作品集として世に出ることは難しいでしょうけれど、映画は違いますから!それに、「映画監督」として広く世に残ることの方を、本人も草葉の陰で喜んでるんじゃないのかな~。
というわけで、少なくとも、この二本はオススメ。
田中麗奈は自身のブログでも監督とのことを書いていましたねえ~。
★参考作品(わたしの一番好きなロメール監督作品です!)
・<訃報>映画監督の市川準さん死去 59歳
と、いろいろ書いておきながら考えてしまうのは、映画監督としてはもうひとつ個性を生かしきれなかった人だなあ~という個人的な印象。
15秒や30秒の枠の中で、役者からさまざまな表情を引き出す演出術を持っていた人で、あの桃井かおり曰く「クマさん(神代辰巳)がいない今、演出といえばこの人」とまで言わせた演出家でありながら、わたしがこの人の作品で、純粋に映画として好きな作品は、あまり多いとはいえないというのが正直なところ。
ただ、全作品を見ていないので、わたしが見逃している中で傑作があるのかもしれないのですけど、どうなのかな~。(微妙な感じはするけれど・・・。)
で、わたしが好きな映画としては、田中麗奈主演の『東京マリーゴールド』と三谷幸喜原作の『竜馬の妻とその夫と愛人』ということになりますかね~。
『東京マリーゴールド』は、わたしの大好きなエリック・ロメールの『冬物語』を思わせる一篇で、この映画は田中麗奈にだいぶ救われてるって正直思います。(確か、渋谷の映画館で見たような気がする。映画館の入り口にマリーゴールドが飾ってあった!)
そして、三谷幸喜原作の戯曲の映画化『竜馬の妻とその夫と愛人』では、坂本竜馬の未亡人役を演じた鈴木京香の後姿がとっても風情があって、監督のCMのよさがうまく映画に生かされたという感想を持ちました。
(因みに、この作品の坂本竜馬未亡人「おりょう」という役はとても面白いので、先日の歌舞伎座公演「竜馬がゆく 風雲篇」で市川亀治郎が演じた「おりょう」を楽しめた方はご覧になるといいですよ!)
過去のCM作品は権利関係の問題もあるだろうし、作品集として世に出ることは難しいでしょうけれど、映画は違いますから!それに、「映画監督」として広く世に残ることの方を、本人も草葉の陰で喜んでるんじゃないのかな~。
というわけで、少なくとも、この二本はオススメ。
田中麗奈は自身のブログでも監督とのことを書いていましたねえ~。
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★参考作品(わたしの一番好きなロメール監督作品です!)
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