切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

呆れるほかない、麻生太郎の「マンガノーベル賞」創設構想!

2006-04-30 11:24:18 | 政治少女死なず(反アベ宣言!)
先日放送された「TVウワサの眞相」でも話題になっていたけれど、麻生太郎が読んでいる漫画誌というのはサンデーとかマガジンなんだそうで、外務省でも呆れられているらしいんだけど、今度の話も凄いですね。確かにマンガ文化は日本の重要なコンテンツ産業だけど、所管で言えば文化庁で、外務大臣のいう話なのかっていうのは疑問だな~。それに、海外ではまだまだ日本のマンガはマイナーなカルチャーで、大人の読むものではないと思われているから、ラテン語や古典ギリシア語なんかを当たり前の教養としている海外の政治家なんかには、バカにされるしかないのでは?大丈夫なんですか、このひとは?

           ☆    ☆    ☆

『麻生外相:「マンガノーベル賞」創設などの構想明かす』

>麻生太郎外相は28日、東京都内の講演で、外国人漫画家が対象の「マンガノーベル賞」(仮称)の創設、日本の若手映像・アニメ作家の作品を在外公館を通じてPRする「アニメ文化大使」(同)構想の二つの計画を明らかにした。

>政界きってのマンガ通の麻生氏は「鉄腕アトム」や「ドラえもん」を例に挙げ、「ロボットは善玉というイメージが海外で根付いた。その結果、日本製の産業用ロボットがよく売れ、生産性が上がった」とマンガの功績を強調。「役所は決めるまでは大変だが、決めたら必ずやる」と意欲を示した。【中田卓二】

毎日新聞 2006年4月28日 19時54分 (最終更新時間 4月28日 22時22分)

           ☆    ☆    ☆

麻生太郎が差別主義者であることは以前もこのブログで書いたし、疑問に思う人は魚住昭氏の名著『野中広務 差別と権力』の最後の部分を読んでもらえばいいんだけど、このひとの家がやっていた九州の麻生炭鉱というのは朝鮮半島から朝鮮人を連れてきて働かせていたところ。そのときの財で今なお麻生セメントが存在していることを考えると、こんな人が外務大臣やってる日本ってなんなんだという疑問を感じずにはいられない。

麻生太郎を褒める人はわたしの敵です!(過去の記事)
麻生太郎(ウィキペディア)

しかも、失言連発は周知のことだし、ましてや首相候補なんて冗談としか言いようがない。

マンガやアニメに関していえば、わたしも大好きだし、今後の著作権問題やアニメ労働者の低賃金状況など、政治の力で改善の余地もあるだろうとは思う。

これがアニメ業界の真実だ!
アニメ労働者を守れ セル画は1枚2~300円 1日描いて、やっと10枚 1カ月働いても10万未満

しかし、外務省では四面楚歌らしい大臣が、たいした仕事もせず自分の得意分野(?)で存在感を示そうというのは、かなり情けない感じ。

こんな外務大臣がいる以上、対米追随外交の是正なんてできそうにはないってことですかね。


麻生、額賀両氏が訪米出発 在日米軍再編で最終報告 (共同通信) - goo ニュース
米軍再編、日本負担3兆円 内訳は?政府衝撃 米国防副次官見通し (産経新聞) - goo ニュース


野中広務 差別と権力

講談社

このアイテムの詳細を見る

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 国分太一と柳家三三(さんざ)! | トップ | 本日、新橋演舞場! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

政治少女死なず(反アベ宣言!)」カテゴリの最新記事