切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

国分太一と柳家三三(さんざ)!

2006-04-30 00:16:27 | 新釈落語噺
国分太一が主演映画『しゃべれども しゃべれども』(平山秀幸監督)で落語家役に初挑戦、若手落語家の柳家三三(さんざ)に弟子入りして稽古しているそうだ。柳家三三は3月に真打に昇進したばかりの落語家だけど、わたしは彼の落語を何度も新宿末廣亭の深夜寄席で聴いていたので、ちょっとうれしいニュースだった。わたしの印象では、三三の芸は若手に似合わず、本格芸を志向したもので、小さんの孫・柳家花禄よりずっと将来性があるように思う。これを機会にグッと知名度が上がるといいんだけど。

高座でもいっていたけど、三三は講談が好きなそうで、よく聞きに行くらしく、彼自身の語りにも講談調の固い感じがあるんだけど、枕から噺に入っていくあたりで、そんなことは気にならなくなってくる。

しばらく、深夜寄席も行ってないので最近の様子はわからないけれど、わたしが毎週通っていた頃は、三遊亭新潟(現・白鳥)、柳家喬太郎、林家たい平あたりが人気で、わたしの好みは五街道佐助と柳家三三、桂歌蔵といったあたりだった。あと、桂小文さん(現・右團治)も。(このひと女性です、念のため。)

わたしが三三と佐助を贔屓にしていたのは、高座に色気があったからなんだけど、若い頃の志ん朝とか談志みたいなスマートさがあるような気がしたんですよね。

小朝は二つ目時代から深夜寄席で「中村仲蔵」みたいな大ネタをやっていたという伝説があるそうだけど、二つ目から見ている落語家が偉くなっていくのって、なかなか楽しいもの。三三にはこれからどんどん活躍していって欲しいものですね!!

それと、末廣亭の深夜寄席では、毎週土曜の9:30から500円で落語が聴けるので興味のある方はどうぞ!出演する若手落語家が自分で客引きやっているので、楽しいですよ!

・末廣亭公式HP


国分太一、単独初主演映画で落語 (日刊スポーツ) - goo ニュース

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