前の記事を書いた後、CDショップで試聴したりしながら感じたことを書いときましょうか。これって、ビートルズの36年ぶりの新譜なんて言ってしまっていいんですか?批判している記事は週刊新潮くらいのようだし、音楽雑誌とかビートルズファンの見識を疑いたいっていうのが、わたしの本音ですね~。
ビートルズ「LOVE」発売記念イベント 近未来サウンド堪能(産経新聞) - goo ニュース
EMIに気兼ねしているのかなんなのかわからないけれど、通常なら批判してくれそうな、とっぽい(?)ロック雑誌のたぐいもそんなに批判していないようだし、気になったので、久しぶりにROの松村雄策氏のレビューも読んだけど、皮肉なのか何なのかわからない「老後の楽しみが増えた」という言葉で締めくくられているしで、正直がっかりしちゃったなあ~。
わたしはこの手のリミックスアルバムを全否定する気はないし、今までだって、黒人ミュージシャンのこの手のアルバムは幾つかあったと思う。(確か、マーヴィン・ゲイとかカーティス・メイフィールドとかスライやアイズレーになかったっけ?)
でも、まさかこういうアルバムを「マーヴィン・ゲイのニューアルバム」という言い方では売らなかったと思うし、「発売と同時に1位間違いなし」というあざとい宣伝なんかは、ましてやしない。
すべては、あのビートルズだから起こっている事で、ジョージ・マーティンも親馬鹿なのか知らないけれど、息子に引きずられながら、オリジナル音源をいじりまくり、編集の妙というよりは原曲のよさで聴かされてしまう出来にも関わらず、「近未来サウンド」だの「5.1CH」だのと、なんとも小賢しいまでの理屈をつけているだけ。
要するに、団塊の世代向けのモンキービジネスっていうのがわたしの感想だし、ビートルズ及びビートルズファンというのは、(というより、もっといってしまえば、ロックファンって、)もうちょっとシニカルな存在だったんじゃなかったの?という感想を持ったのはわたしだけでしょうか?
ここのところ、「ロック名盤~」や昔のバンドの再結成など、ロックもエスタブリッシュメント化というか、評価の定まった娯楽のようになってきたのだけど、「不安定さ」や「青臭さ」や「批判精神」故にロックリスナーのつもりだったわたしは、いまや徐々にロックに距離を置くようになってしまっている。
義理人情なのか呆けちゃったのか知らないけれど、このアルバムを誉めているポールも含め、いろんな意味で失望したっていうのがわたしの本音ですね。
ビートルズ「LOVE」発売記念イベント 近未来サウンド堪能(産経新聞) - goo ニュース
EMIに気兼ねしているのかなんなのかわからないけれど、通常なら批判してくれそうな、とっぽい(?)ロック雑誌のたぐいもそんなに批判していないようだし、気になったので、久しぶりにROの松村雄策氏のレビューも読んだけど、皮肉なのか何なのかわからない「老後の楽しみが増えた」という言葉で締めくくられているしで、正直がっかりしちゃったなあ~。
わたしはこの手のリミックスアルバムを全否定する気はないし、今までだって、黒人ミュージシャンのこの手のアルバムは幾つかあったと思う。(確か、マーヴィン・ゲイとかカーティス・メイフィールドとかスライやアイズレーになかったっけ?)
でも、まさかこういうアルバムを「マーヴィン・ゲイのニューアルバム」という言い方では売らなかったと思うし、「発売と同時に1位間違いなし」というあざとい宣伝なんかは、ましてやしない。
すべては、あのビートルズだから起こっている事で、ジョージ・マーティンも親馬鹿なのか知らないけれど、息子に引きずられながら、オリジナル音源をいじりまくり、編集の妙というよりは原曲のよさで聴かされてしまう出来にも関わらず、「近未来サウンド」だの「5.1CH」だのと、なんとも小賢しいまでの理屈をつけているだけ。
要するに、団塊の世代向けのモンキービジネスっていうのがわたしの感想だし、ビートルズ及びビートルズファンというのは、(というより、もっといってしまえば、ロックファンって、)もうちょっとシニカルな存在だったんじゃなかったの?という感想を持ったのはわたしだけでしょうか?
ここのところ、「ロック名盤~」や昔のバンドの再結成など、ロックもエスタブリッシュメント化というか、評価の定まった娯楽のようになってきたのだけど、「不安定さ」や「青臭さ」や「批判精神」故にロックリスナーのつもりだったわたしは、いまや徐々にロックに距離を置くようになってしまっている。
義理人情なのか呆けちゃったのか知らないけれど、このアルバムを誉めているポールも含め、いろんな意味で失望したっていうのがわたしの本音ですね。
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ビートルマニアのインタビュアーが、なんとかしてジョンをその気にさせてビートルズ再結成させようと躍起になっていたんですけど。ジョンは、
「そんなのはナンセンスだ、ビートルズは終わったもので、今では君らの幻想の中にしかいない、ぼくらは今までもう骨身を削って十分すぎるくらい与えてきたじゃないか、これ以上ぼくらに何を要求しようというのか。」
と、いうやつ。
こういう発想って、芸術家としてすごくまっとうだと思うのですけど、ポールなんかはこういう考え方とは違うんですかね?
まあ、個人的にどうのこうのというのはもはや通用しない世界の話なんでしょうかね。
いまこそ、世に多くいるジョン・レノン・ファンは「こんなの変だ!」って批判して欲しいものですよ。(ファッションばかり真似しないでね。)
でも、そういう手合いに限って、12月8日あたりに能天気に「イマジン」と「ハッピークリスマス」を歌っておしまいって感じもしますけど・・・。