本屋大賞1位の本ということで、話のタネに読んでみたんだけど、どうもねぇ・・・。わたしと本屋の店員さんって価値観違うんだな、きっと! まあ、読みやすいし、楽しめなくはないんだけど・・・。
陸上部を舞台した青春物なんだけど、タイトルどおりの爽やかさ(?)で、嫌味のないところがいいのかもしれない。
作者の年齢(1962年生まれ)を考えると、ちゃんと取材して書いているのがよくわかるんだけど、でも、やっぱり女の人が書いている男の子であって、生身な感じはしないんですよね。(昔だと、鷺沢萌とか?)
主人公は、サッカーから陸上に転校した男の子で、サッカー選手のお兄さんにコンプレックスを持っていて、一方、ライバルの天才的なスプリンターの男の子は、ちょっと今風で、苦もなく才能があってちゃんとモテている。(ストイックでなくて、色気があるところが今風なんじゃない?)
だいたい、スポーツ青春ネタの作品って、合宿が重要な場面になったりするものなんだけど、やっぱりこの小説もご多分に漏れずで、それなりにいい場面になってはいても、わたしにはどうも物足りなかったなあ~。
運動部の合宿脱走ネタとしては、三島由紀夫の「剣」という剣道部の小説があるんだけど、こちらの細部の分析や、裏切る少年の心理なんか、今読んでもいいんですよね~、ニコラス・レイ監督の映画「夜の人々」や「理由なき反抗」に出てくる気弱な裏切り者の姿を連想させてくれて…。(但し、「剣」のヒーロー国分次郎に共感する人は、今は少ないだろうな。)
まあ、個人的に感想を言わせて貰えば、正直いって大人にもなって中高生の話なんか読みたくなかったなあというの率直な感想。本屋大賞1位だというくらいだから、よほど何かあるのかななんて思ったんだけど、普通の屈折のない青春小説なんじゃないかって思いますね。
で、本屋の店員が何でこの本を好きなのかっていうのがわたしの謎で、よっぽど社会生活が退屈なのかななんて感じもしましたが…。
どなたか、この本の良さを教えてくれませんかね?どうも、可もなく不可もなくって感じなんだけど…。
陸上部を舞台した青春物なんだけど、タイトルどおりの爽やかさ(?)で、嫌味のないところがいいのかもしれない。
作者の年齢(1962年生まれ)を考えると、ちゃんと取材して書いているのがよくわかるんだけど、でも、やっぱり女の人が書いている男の子であって、生身な感じはしないんですよね。(昔だと、鷺沢萌とか?)
主人公は、サッカーから陸上に転校した男の子で、サッカー選手のお兄さんにコンプレックスを持っていて、一方、ライバルの天才的なスプリンターの男の子は、ちょっと今風で、苦もなく才能があってちゃんとモテている。(ストイックでなくて、色気があるところが今風なんじゃない?)
だいたい、スポーツ青春ネタの作品って、合宿が重要な場面になったりするものなんだけど、やっぱりこの小説もご多分に漏れずで、それなりにいい場面になってはいても、わたしにはどうも物足りなかったなあ~。
運動部の合宿脱走ネタとしては、三島由紀夫の「剣」という剣道部の小説があるんだけど、こちらの細部の分析や、裏切る少年の心理なんか、今読んでもいいんですよね~、ニコラス・レイ監督の映画「夜の人々」や「理由なき反抗」に出てくる気弱な裏切り者の姿を連想させてくれて…。(但し、「剣」のヒーロー国分次郎に共感する人は、今は少ないだろうな。)
まあ、個人的に感想を言わせて貰えば、正直いって大人にもなって中高生の話なんか読みたくなかったなあというの率直な感想。本屋大賞1位だというくらいだから、よほど何かあるのかななんて思ったんだけど、普通の屈折のない青春小説なんじゃないかって思いますね。
で、本屋の店員が何でこの本を好きなのかっていうのがわたしの謎で、よっぽど社会生活が退屈なのかななんて感じもしましたが…。
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