
学生時代、まだクラシックをまともに聴いたことがなくて、純粋にケン・ラッセル監督作品としてこの映画を観たときは、「ひどい駄作だ!!」って思ったんですよね~。でも、作曲家マーラーを好きになってから見たら、ちょっと見直した!まあ、ちょっとだけですが・・・。
マーラーが妻のアルマと列車で旅をするうちに、回想したり幻想を見たりするというこの映画。
リアルに撮っている場面は20世紀初頭の雰囲気があっていいんだけど、幻想場面になるや、口あんぐり。
「ベニスに死す」のパロディやら、蚕の繭みたいになったアルマやら、SMもどきのコジマ・ワーグナーまで出てきて、真っ当な神経の人なら耐え難い感じがすることでしょう。なんて俗っぽい演出なんだって!
でも、ネタバレになりますが、最後にいい場面があるんです。
決定的な不和になりかけたマーラー夫妻。ここで、マーラーが言うんです。
「交響曲第6番第1楽章の第2主題は君だよ!」
ここで、あの華麗なメロディーが流れて、二人が仲直りして列車を降りていく!
このくどき文句は効くなあ~。
ここだけは百点満点!
どうしてかっていうと、マラ6がわたしの一番好きなマーラーの曲だからです!
まあ、それだけの話ですけれど・・・。
因みに、映画では音楽はコンセルトヘボウ管・ハイティングの指揮でしたが、わたしはやっぱり、月並みだけどテンシュテットのライブだな~。
マーラーが妻のアルマと列車で旅をするうちに、回想したり幻想を見たりするというこの映画。
リアルに撮っている場面は20世紀初頭の雰囲気があっていいんだけど、幻想場面になるや、口あんぐり。
「ベニスに死す」のパロディやら、蚕の繭みたいになったアルマやら、SMもどきのコジマ・ワーグナーまで出てきて、真っ当な神経の人なら耐え難い感じがすることでしょう。なんて俗っぽい演出なんだって!
でも、ネタバレになりますが、最後にいい場面があるんです。
決定的な不和になりかけたマーラー夫妻。ここで、マーラーが言うんです。
「交響曲第6番第1楽章の第2主題は君だよ!」
ここで、あの華麗なメロディーが流れて、二人が仲直りして列車を降りていく!
このくどき文句は効くなあ~。
ここだけは百点満点!
どうしてかっていうと、マラ6がわたしの一番好きなマーラーの曲だからです!
まあ、それだけの話ですけれど・・・。
因みに、映画では音楽はコンセルトヘボウ管・ハイティングの指揮でしたが、わたしはやっぱり、月並みだけどテンシュテットのライブだな~。
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