切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

どうなる!六本木歌舞伎!

2014-10-15 20:08:23 | かぶき讃(トピックス)
わざとやっている感もあった獅童&海老蔵の結婚会見(?)じゃなくて、舞台の制作発表でしたが、どうなるんでしょうね、六本木歌舞伎!海老蔵も獅童も役者としては嫌いじゃないし、クドカンだって条件付きで嫌いじゃない。でも、これが新作歌舞伎となるとどうなるやら!?ちなみに、三池崇史、苦手です!というわけで、簡単に感想。

勘三郎亡き後、新作歌舞伎の方向性を若手俳優は探っていますよね。猿之助&佐々木蔵之介の意欲作もあったけど、もうひとつ消化不良だったし…。コクーン歌舞伎も今後は新作に流れていくのか…。

さて、海老蔵はクレバーな人ではあるので、漫画原作者とか今回のクドカン&三池崇史とか、同時代的な部分に触れた歌舞伎を作りたいんだとは思う。十一代目團十郎だって、作家大佛次郎との関係があったんだしね。ただ、どちらかというと、歌右衛門と三島由紀夫みたいなあざといコラボ関係をめざしたそうな印象はありますが~。

で、わたしの意見。クドカンは歌舞伎との相性がぜんぜんよくない!歌舞伎座でやったゾンビ物も大人計画みたいでダメだったし(大人計画がやるんならよいですよ!)、コクーンの「天日坊」にいたっては「自分探し」みたいな安易なテーマに流れてしまって、わたしはおおいにがっかりしました。

そして、三池崇史。わたしはこの人の映画でましだと思ったのは『ゼブラーマン』くらいですが、武智鉄二の「恐怖時代」をさらにあざとくした演出になるんでしょうか?正直ぞっとします。『悪の経典』だって、カメラが良かったんで最後まで見れましたが、わたしには演出上の感動はありませんでしたし…。

ということで、期待はしません。でも、歌舞伎だから観に行きます。ただ、チケット高いのは困るんだよね~。独り言でした。

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