切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

フルヴェン没後50年

2004-11-24 11:56:40 | カメレオンのための音楽
今年はフルトヴェングラー没後50年ということで、いろんな特集が組まれているようですね。そんなにクラシックに詳しくなかった身としてはなかなか勉強になります。

先日のNHK・BSのドキュメンタリー「フルトヴェングラー没後50年 音楽は愛」は面白かったですし、音楽誌でも特集が組まれてますね。(でも、モーストリークラシックの特集タイトル「フルヴェンってなんやねん」はちょっとやり過ぎかな…。)

フルトヴェングラー(以下フルヴェン)というと、モノクロの骸骨のような頭の写真のイメージとベートーヴェンのイメージが重なって、堅そうな人物という印象を持っていたのですが、個人的には結構イメージ変わりましたね、テレビや雑誌のおかげで。

よく知らなかったのは、フルヴェンが作曲家としての自意識を強く持っていたらしいという事と、なかなかのナンパ師だったらしいという事。テレビでの未亡人の発言など(熱烈な求愛の仕方とか)とても興味深かったです。本質的にロマンチストなのかなと。

なんか小林秀雄みたいだなという気もします。小林秀雄も本当は作家志望だったはずだし、中原中也の彼女を寝取ったりしてますしね。ちょっと無理やりですが。

テレビでは、人間にとっての歴史の重要性や演奏の瞬間や響きを大事にしていることなど語っていましたが、チェリビダッケに通じるところなんでしょうか?それと、フルヴェン作曲の曲って聴いたことないけどどうなんですかね?

ところで、ここのところフルヴェンのシューマンの交響曲第4番を聴いています。あんまり凄い曲でもないのだけれど、なんかひかれる所があって。以前はカラヤンのシューマン交響曲全集の4番を聴いていたのですが(カラヤン盤も割りと嫌いじゃないのですが。)、フルヴェン盤('53)はまた違った感じで良いです。ただ、全編繋がってるはずのこの曲が、楽章毎に音が途切れてしまうのが不満ですが、これはCD化されたときのリマスターが原因なのか、レコードの頃からそうなのかが、よくわかりません。

とりあえず、当面、個人的にフルヴェン特集かな。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ベニスに死す」ことなく帰... | トップ | ささやかな幸せ、びろうな原因? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

カメレオンのための音楽」カテゴリの最新記事