切られお富!

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<追悼>映画監督 鈴木清順 ~去年は誕生祝の記事を書いたのに・・・~

2017-05-24 21:51:01 | アメリカの夜(映画日記)
ちょうど去年、お誕生日のお祝い記事を書いた鈴木清順監督が、一年を待たずして逝去されるとは!遅まきながら追悼記事です。

2月13日に亡くなられたんで、だいぶ時期がずれたんですが、ま、去年書いた記事でわたしの言いたいことはだいたい尽きてるんですよね。特に作品に関する部分。なので、そのほか断片的な話をいくつか。

川崎市民ミュージアムが出した美術監督木村威夫さんの資料に、謎の脚本家集団「具流八郎」(日活時代最後の作品「殺しの烙印」の脚本の名義)に関するメンバーの対談が収められています。これはかなり貴重なんじゃないでしょうか。でも、まだまだ疑問は残らなくはないんで、生き残っている方々にどなたか取材してください!ま、わたしがやってもいいですけどね。

あと、監督協会が制作した番組で、清順監督や斎藤武市監督が日活時代を語り合った鼎談映像があったんですよね。あれは広く公開してもいいんじゃないでしょうか。もうないのかな?

ま、それはそうと、大往生だとは思います。日活を首になったのが45歳のときでしょう。それから倍以上の年月を仙人のように暮らしたひとって、ちょっと人生の達人のような気がしてきます。また、大森一樹監督の映画なんかのチョイ役出演も味がありましたし(たとえば、「ヒポクラテスたち」とか。)

ということで、全作品上映とか全作品放映をやってほしいものですね~。ま、中高年の映画ファンしか集まらないかもしれないけど!

本日は、鈴木清順監督の誕生日!
~なんです。御年93歳。最後の巨匠、最後の異端って感じですね。もう、監督するのは難しいのかな・・・。初期の作品なんかを観ると、、普通にテクニシャンでサスペンスものなんか巧いです......


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