
死んじゃった人のインタビューが結構載っていて貴重だというのは取り澄ました言い方で、もうちょっとセンチメンタルな意味でよいです。雀右衛門の「ほんとに、今年の正月ですよ、なんだか、少し先が見えてきたような気がしました」って、80歳の時のインタビューですから、こういう謙虚な役者の生の舞台に接することができてよかったなと。税込1200円という価格もこの手の本にしては良心的!
サングラス姿のジャッキーこと雀右衛門の写真が懐かしかったし、今は亡き勘三郎と三津五郎、まだまだ元気な藤十郎、吉右衛門、仁左衛門に歌舞伎役者で一番若いのは海老蔵。個人的には竹本葵太夫のインタビューが珍しくてよかったです。入門時、その美青年振りから女形さんからのお誘いもあったって、なかなかクロワッサンじゃないと出てこない話ですよね。
あと、興味深かったのは、柳家三三がクラシックを聴くという話。バッハ、モーツアルト、ブラームスという趣味が、クラシックの中でも特にクラシックな好みだなと思いました。やはり新作でなく古典落語の人らしい、と。それと、柳家権太楼の落語のノートが志ん朝のそれみたいだなとか。
ということで、意外なところから、よい古典芸能の本が出るもんだなと。おすすめです!
サングラス姿のジャッキーこと雀右衛門の写真が懐かしかったし、今は亡き勘三郎と三津五郎、まだまだ元気な藤十郎、吉右衛門、仁左衛門に歌舞伎役者で一番若いのは海老蔵。個人的には竹本葵太夫のインタビューが珍しくてよかったです。入門時、その美青年振りから女形さんからのお誘いもあったって、なかなかクロワッサンじゃないと出てこない話ですよね。
あと、興味深かったのは、柳家三三がクラシックを聴くという話。バッハ、モーツアルト、ブラームスという趣味が、クラシックの中でも特にクラシックな好みだなと思いました。やはり新作でなく古典落語の人らしい、と。それと、柳家権太楼の落語のノートが志ん朝のそれみたいだなとか。
ということで、意外なところから、よい古典芸能の本が出るもんだなと。おすすめです!
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