
訃報ネタばっかりでなんですが、フランソワ・トリュフォー監督の自伝的連作映画「アントワーヌ・ドワネル物」で、主人公アントワーヌの妻役を演じていた女優クロード・ジャドと、黒澤明監督の傑作でオーソン・ウェルズも好きな作品にあげた『生きる』のなかで快活な女の子を演じた小田切みきが亡くなったそうだ。ご冥福をお祈りします。
二人とも女優として大成したとはいえない女優だと思うのだけど、出演した映画が映画史の残るものだったりすると、半永久的に人々の記憶に残るわけで、「大女優」ではなかったとしても、「幸福な女優」と言えるのではないでしょうか?
クロード・ジャドは、ちょっと蓮っ葉なカトリーヌ・ドヌーブって感じで、ヒッチコックの『トパーズ』にも出ていたし、アントワーヌのしっかり者の恋人ってイメージでわたしは大好きだった。
『生きる』の小田切みきは、志村喬と伊藤雄之助(!)の顔の暗~いトーンの画面を一点明るく灯すような、生命感あふれる印象的な役どころで、彼女は随分得をしてるんじゃないかな、この作品で。
誰の言葉か忘れちゃったけど、「映画は遺影みたいなもの」っていうのがあって、名匠監督の名作が「遺影」なら、結構羨ましいって思うのは、映画ファンだけの発想なのかな?
<訃報記事>
・クロード・ジャド
・小田切みき
二人とも女優として大成したとはいえない女優だと思うのだけど、出演した映画が映画史の残るものだったりすると、半永久的に人々の記憶に残るわけで、「大女優」ではなかったとしても、「幸福な女優」と言えるのではないでしょうか?
クロード・ジャドは、ちょっと蓮っ葉なカトリーヌ・ドヌーブって感じで、ヒッチコックの『トパーズ』にも出ていたし、アントワーヌのしっかり者の恋人ってイメージでわたしは大好きだった。
『生きる』の小田切みきは、志村喬と伊藤雄之助(!)の顔の暗~いトーンの画面を一点明るく灯すような、生命感あふれる印象的な役どころで、彼女は随分得をしてるんじゃないかな、この作品で。
誰の言葉か忘れちゃったけど、「映画は遺影みたいなもの」っていうのがあって、名匠監督の名作が「遺影」なら、結構羨ましいって思うのは、映画ファンだけの発想なのかな?
<訃報記事>
・クロード・ジャド
・小田切みき
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