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かつての大映京都の美術監督で、映画美術界の大御所の一人である内藤昭氏が亡くなった。近年の京都の映画美術というと西岡善信氏ばかりが取り上げられてしまうのだけど、商魂たくましい西岡氏よりは、作品的にも断然内藤氏だったと考えるのはわたしだけでしょうか?ご冥福をお祈りいたします。
映画美術監督の内藤昭さん死去 「泥の河」など手がける(朝日新聞) - goo ニュース
内藤氏といえば、溝口健二監督の大映時代の作品に美術助手として参加、そのまさに伝説的な"舞台裏”について自著で語っているのだけど、ご本人の代表作としては、やっぱり市川雷蔵や勝新太郎の一連のプログラム・ピクチャーということになるのではないでしょうか。
特に、「眠狂四郎シリーズ」の造形的・絵画的イメージは、美術によるところが大きいとわたしは思います。
セットの襖の絵や立ち廻りのロケ地に何気なく置かれるカッコいい流木・・・。すべてが計算されて、あの「眠狂四郎」や「大菩薩峠」、「座頭市」があったという気がします。
古きよき時代劇の時代が、終わった気がするなあ~。
京都の映画界はちゃんと技術を継承できているのか?ちょっと不安・・・。
・フィルモグラフィー
(内藤氏の本)
映画美術監督の内藤昭さん死去 「泥の河」など手がける(朝日新聞) - goo ニュース
内藤氏といえば、溝口健二監督の大映時代の作品に美術助手として参加、そのまさに伝説的な"舞台裏”について自著で語っているのだけど、ご本人の代表作としては、やっぱり市川雷蔵や勝新太郎の一連のプログラム・ピクチャーということになるのではないでしょうか。
特に、「眠狂四郎シリーズ」の造形的・絵画的イメージは、美術によるところが大きいとわたしは思います。
セットの襖の絵や立ち廻りのロケ地に何気なく置かれるカッコいい流木・・・。すべてが計算されて、あの「眠狂四郎」や「大菩薩峠」、「座頭市」があったという気がします。
古きよき時代劇の時代が、終わった気がするなあ~。
京都の映画界はちゃんと技術を継承できているのか?ちょっと不安・・・。
・フィルモグラフィー
(内藤氏の本)
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