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こういう本が出たということ自体、驚いたんだけど、音楽雑誌『ロッキングオン』の元編集長増井修が過去を振り返って書いた一冊。しかし、増井修と聞いて、ある種の感慨にふける層って、それなりの世代以上でしょうね~。わたしも、この人がいなかったら、ストーン・ローゼズとスエードは聴いていなかったし・・・。ということで、即買いしました。簡単な感想のみ。
『ロッキング・オン』(以下「RO」)の編集長が創業者の渋谷陽一氏から増井氏に変わった時期って、1990年からの7年間だそうですが、当時、雑誌はもちろん、BAY-FMで増井氏やっていたラジオまで聴いていたんで、わたしの洋楽熱も結構熱かったんだな~と思います。なので、この本に出てくる編集長時代はもちろん、ロッキング・オン入社の経緯等々、面白く読みました。
当時、増井氏の何に惹かれたかというと、あのエモーショナルというか、洋楽ロマン溢れる語り口でした。渋谷氏が、著書『ロック微分法』じゃないけど、怜悧で分析的な語り口だったのに対し、増井氏の甘~い語り口というのか、惚れた弱みモロ見せみたいな感じが妙にはまって面白かったんですよね。なので、増井氏といえば、一般にはストーン・ローゼズのイメージだろうけど、わたしはスエードを褒めるときのメロメロ感が堪らなかった!それにのせられて、マッカルモント&バトラーも聴いてましたしね~。
で、この本に関していうと、ROの数字に関するところ、ビジネスに関するところを、面白く読みました。熱烈な読者を抱えるこの雑誌の実売がどうなっているのかって、読者でもよくわからなかったところですからね。紙媒体の雑誌は今後どうなるかわかりませんが、趣味性の高いコア・ユーザーをつかまえて、どうビジネス化していくかって、たぶん今も変わらない部分だと思います。
ただ、多くの人がじつは知りたい部分、「なぜ増井氏がROを追われるように退社することになったのか」という件に関しては、この本では触れられていません。なにしろ、「解雇撤回」の裁判にまでなったんだし、わたしも風の噂でいろいろきいてはいたので、いよいよ自分の口からいうのかな~なんて思ったんですが、たぶん示談にでもなっているんでしょう。そのせいか、この本にはROの画像がふんだんに使われていますしね。
ということで、面白く読みました。できたら、退社後の人生も興味があるんですが、書いてもらえるんでしょうか?読みたい人、多いと思います。90年代の洋楽で青春を過ごした人には、思うところの多い一冊だと思います。
『ロッキング・オン』(以下「RO」)の編集長が創業者の渋谷陽一氏から増井氏に変わった時期って、1990年からの7年間だそうですが、当時、雑誌はもちろん、BAY-FMで増井氏やっていたラジオまで聴いていたんで、わたしの洋楽熱も結構熱かったんだな~と思います。なので、この本に出てくる編集長時代はもちろん、ロッキング・オン入社の経緯等々、面白く読みました。
当時、増井氏の何に惹かれたかというと、あのエモーショナルというか、洋楽ロマン溢れる語り口でした。渋谷氏が、著書『ロック微分法』じゃないけど、怜悧で分析的な語り口だったのに対し、増井氏の甘~い語り口というのか、惚れた弱みモロ見せみたいな感じが妙にはまって面白かったんですよね。なので、増井氏といえば、一般にはストーン・ローゼズのイメージだろうけど、わたしはスエードを褒めるときのメロメロ感が堪らなかった!それにのせられて、マッカルモント&バトラーも聴いてましたしね~。
で、この本に関していうと、ROの数字に関するところ、ビジネスに関するところを、面白く読みました。熱烈な読者を抱えるこの雑誌の実売がどうなっているのかって、読者でもよくわからなかったところですからね。紙媒体の雑誌は今後どうなるかわかりませんが、趣味性の高いコア・ユーザーをつかまえて、どうビジネス化していくかって、たぶん今も変わらない部分だと思います。
ただ、多くの人がじつは知りたい部分、「なぜ増井氏がROを追われるように退社することになったのか」という件に関しては、この本では触れられていません。なにしろ、「解雇撤回」の裁判にまでなったんだし、わたしも風の噂でいろいろきいてはいたので、いよいよ自分の口からいうのかな~なんて思ったんですが、たぶん示談にでもなっているんでしょう。そのせいか、この本にはROの画像がふんだんに使われていますしね。
ということで、面白く読みました。できたら、退社後の人生も興味があるんですが、書いてもらえるんでしょうか?読みたい人、多いと思います。90年代の洋楽で青春を過ごした人には、思うところの多い一冊だと思います。
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