切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

本日、国立劇場で歌舞伎鑑賞教室(「渡海屋・大物浦」)観てました。

2011-07-16 23:59:59 | 私の写メ日記(観劇版)
病み上がりというより、病中(?)で無理やりの観劇。三宅坂までたどり着くのに疲れましたが、舞台はまずまずでした。では、簡単に。

一階は「鑑賞教室」ゆえに高校生ばかりでしたが、2階3階は芝居好きでほぼ満席。四世松緑初役の知盛がいかに期待されてるかってことですね。

さて、松緑の渡海屋銀平=平知盛ですが、銀平はさっぱりした初代辰之助風、知盛になってからは意外にもゆったりとした大きな舞台。特に隈が似合いますね~。

手負いになってからが特に良いと思ったのですが、体を殺して手負いの感じがよく出ている。なにしろ手負いになってからも元気な知盛が多いですからね~。その点、パンフに書いてあった富十郎の教えが効いているのかもしれない。

ところで、今回の芝居で一番の収穫は魁春の典侍の局。若い一座なので、この人と團蔵の貫禄が光っていましたが、魁春は特にしっとりといい味があった。別に大仰でもないのになんだか位のある人に見える。

他では、お安ちゃんこと安徳天皇の子役アメリちゃん。声がよく響くこと、響くこと。わたしは大いに感心しましたよ。この子と松緑の子の大河くんがこの役を交代でやってるそうなんだけど、大河くんはどうだったのかな?

さて、芝居の前の解説ですが、今回は松也。しかし、このひと、素顔はいい男なんだな~、と改めて思いました。NHKの邦楽ジョッキーでも思ったけど、このひと、普通の喋りも声がよい!台本的には結構滑っていましたが、先月の中村隼人くんとか今回の尾上松也とか、イケメンだと高校生も喜ぶんじゃないかしら?

ちなみに、松也が「AKBでは○○が好き」と発言したくだりはブーイングが起こっていたなあ~。(誰が好きって言ったのかよくわからなかったけど。というより、AKBに関心がないもので…。)

ということで、楽しめました。元気だったら、もう一回見たかったな~。
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