切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

眺めのいいフィレンツェで。

2008-06-25 23:57:15 | TVピープル
フィレンツェの落書きの話はがっかりだけど、まあ、当人たちも反省してるでしょうから、もういいかな~。それより、フィレンツェ、フィレンツェ!わたしも一回だけ行った事があります。ローマから列車に乗って行ったんですが、駅前は都市化されてて、ちょっと「アレ?」って感じ~。でも、アルノ川周辺は期待通りでしたけどね。というわけで、二、三思い出したことだけ…。

わたしがフィレンツェに行った時は、行きの飛行機でひたすら塩野七生の『わが友・マキアヴェッリ』を読んでいましたね。それと後で読んだんだけど、『銀色のフィレンツェ』というミステリーも面白かった。

ここを舞台にした映画といえば、言わずと知れた『眺めのいい部屋』。凄い映画でもないけど、旅行前に観るには悪くないんじゃないですかね?

ところで、フィレンツェ出身の有名人に舞台演出家・映画監督のゼッフィレッリがいますよね。この人の自伝『ゼッフィレッリ自伝』はとても面白い本なんですが、イギリス夫人から英語を習っていたという話が出てくるんですよね~。

イギリス作家E・M・フォースター(『モーリス』っていう同性愛小説の作者でもある。)原作の『眺めのいい部屋』と、ゼッフィレッリの話から、イギリスとフィレンツェの深い関係が浮かんでくるんですが、詳しいことはよくわからないなあ…。

あとは、ダンテの『神曲』がらみで、ダンテが「永遠の恋人」ベアトリーチェと再会した橋が、有名なベッキオ橋の隣のサンタ・トリニタ橋だって話は、中沢新一の『虹の理論』に入っていた絵で思い出した…。

てなわけで、いろいろ歴史に思いをはせれば面白いフィレンツェ。

落書きなんてしてる暇はないはずなんだけど、教育が悪いんだなきっと!

おっと、もういわないはずでした…。


岐阜市立女子短大生6人、フィレンツェの大聖堂壁に落書き(読売新聞) - goo ニュース

わが友マキアヴェッリ―フィレンツェ存亡 (塩野七生ルネサンス著作集)
塩野 七生
新潮社

このアイテムの詳細を見る


銀色のフィレンツェ―メディチ家殺人事件 (朝日文芸文庫)
塩野 七生
朝日新聞

このアイテムの詳細を見る


眺めのいい部屋 完全版 スペシャル・エディション

ビデオメーカー

このアイテムの詳細を見る


ゼッフィレッリ自伝 (創元ライブラリ)
フランコ ゼッフィレッリ
東京創元社

このアイテムの詳細を見る


虹の理論 (新潮文庫)
中沢 新一
新潮社

このアイテムの詳細を見る
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« オッフェンバック 『ホフマ... | トップ | 西原理恵子の涙 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

TVピープル」カテゴリの最新記事