エビジョンイルついに辞任！しかしＮＨＫ顧問就任…。

ここのところ公私共に忙しく、おまけに空き時間に無理やり芝居観劇をしていたので（歌舞伎座、新橋演舞場、国立劇場、笹峯あいさんの芝居、それぞれ感想は近日中にＵＰ予定。）、すっかりまともな更新は御無沙汰でしたが、半ば私のライフワークと化した？ＮＨＫ問題に進展があったのでまずは私見を。

ついに海老沢ＮＨＫ会長（以下、エビジョンイル）辞任しましたね。しかし後任は技術畑出身の幹部と元アナウンサー。おまけに、ＮＨＫの顧問に就任するとか…。巷間言われる「エビジョンイルの院政」という線、濃厚という印象。

去年から今年にかけてのＮＨＫにまつわる一連の騒動で、公共放送ＮＨＫという組織が随分と政治（自民党）に食いこまれた存在であること、また内部は自浄能力など期待できない組織になっていることなどが図らずもわかった。だいたい、経営を批判したら地方に飛ばされて帰って来れないなんて、何のために組合（日放労）は存在しているんですか？経営者も経営者なら、働いている人間もまったくだらしない。

こういう組織にジャーナリスティックな視点など望むべくもないので、規模を縮小して災害情報と文化番組に限定した方が良いんじゃないですか？私は例の従軍慰安婦番組の主旨には賛成できませんが、だからといって、政治による事前検閲を許しているような御用組織の存在は社会にとっても有害。むしろ、「従軍慰安婦問題」だったから話がわかりやすかったんで、年金や税金、憲法問題なんかで事前検閲されたら大変な話ですよ。

というわけで、やはり受信料払えませんね、私は。

放送法による受信料契約が罰則を持たない杜撰な契約であることは以前もブログに書きましたが、日本人は「法治国家日本」の「法治」の実態をもっとよく知る必要があると思いますね。私はたまたま刑事も民事も直接間接に絡んだことがありますが、法律ってホントに庶民を守ってくれない。特に民事なんて私の印象では、やられ損になっちゃうケースが多いんじゃないですか？だから私は法律相談番組なんかインチキだって思っていますが…。（だいたい、あの手の番組って、民事にかかる法廷費用や弁護士にかかる相談料だの日当なんて話は出てこないでしょう。あと、裁判にかかる日数！それも平日ですよ！）まあ、すぐに「裁判！裁判！」と言い立てる輩や「日本は法治国家」なんてお題目を唱える評論家なんて信用しないことです。おそらく、諸外国で日本の放送法のような形の受信料徴収をしたら誰も払わないでしょうから、日本人はつくづくお上に従順ってことでしょう。日本人は法律ってものにもっとクールに接する必要があると思いますね。

さて繰り返し言いますが、受信料を払わないことに罪悪感なんて持つ必要なし！無根拠な「罪悪感」なんて大抵は騙そうとする側のトラップなんですよ。体育会系の先輩への絶対服従から振り込め詐欺や架空請求の類まで。（だいぶ話が脱線したな…。）