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NHK番組のネット配信、07年度にも全面解禁

2006-05-07 11:38:13 | 「NHK問題」
まさにこれは何がいいたいのかわからない記事の典型。「NHK番組のネット配信、07年度にも全面解禁」といったって、NHKの番組がなかなか二次使用できないのは、契約段階で一回分の放送しか念頭になかったからだし、課金方式のインターネット配信をするには、現行の著作権法では権利処理などで膨大な費用と手間がかかる。伝える記者がだめなのか、座長・松原何某がわかってないのか?どっちも怪しげなんじゃないかな?

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NHK番組のネット配信、07年度にも全面解禁 (読売新聞) - goo ニュース

>竹中総務相の私的懇談会「通信・放送の在り方に関する懇談会」(座長・松原聡東洋大教授)は4日、NHK番組のインターネット配信について、2007年度にも全面解禁する方向で最終調整に入った。
>約55万本にのぼるNHKの番組を有効活用する狙いで、5月中にまとめる最終報告に盛り込む。

>NHK番組のインターネット配信は、総務省の指針で業務の規模で年10億円程度まで認められているが、この上限を撤廃する。ネット配信は、受信料を充てるのではなく、利用者に直接課金する方向で検討しており、利用者の直接負担を禁じた放送法の改正を視野に入れている。

>NHKが保有する過去の番組は約55万本あり、埼玉県川口市のNHKアーカイブスなどで約5700本の番組が公開されているほか、通信事業者を通じて、一部番組を有料で提供している。しかし、懇談会では国民的な財産であるNHKの番組が十分活用されていないとの意見が大勢を占めている。

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先日の朝生「激論!テレビに明日はあるか?!」でも、なんだか怪しげなことを言っていて、元TVディレクター田原にたしなめられていた松原だけど、現行法ではネット配信は「放送」とみなされず、「通信」とみなされるため様々な権利者の許諾が必要になるってことをわかっているのか、どうも疑問。

本格的にネット配信したいのなら、法改正が必要なはずだけど、そういう話は記事に出てこないし、総務省の上限を廃止したところで、膨大に眠るNHKのコンテンツを利用できるってもんでもない。

御用学者による「お題目」という意味では、このひともやっぱり中身のないコイズミ流ってことなんじゃないですか、松原さん!!
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