切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

『小百合ちゃん』をめぐって。

2011-10-12 23:59:59 | アメリカの夜(映画日記)
話題を呼んでいるのかわからないところだけど、映画監督中平康の娘まみさんの近著。彼女なりの吉永小百合論になっているんですが・・・。簡単な印象など。

吉永小百合単独の話というより、全盛時の日活撮影所の青春群像という感じかな。様々なゴシップが登場してどこまで本当何だかわからないけど、わたしも知らなかった話が結構出てきて、興味深く読みました。

ただ、吉永小百合本人はどう思っているのかな?日活の先輩が書いたわけでもないので、「何で書かれなくちゃいけないの」って感じなのかもしれないな~。

でも、装丁はかわいいですね。類書に関川夏央の『昭和が明るかった頃』という本もあります。こちらはもう少し考証学的。

なお、わたしの好きな中平康監督作品は、『その壁を砕け』と『学生野郎と娘たち』ですね。世評の高い『狂った果実』や『月曜日のユカ』も悪くはないと思うけど。


小百合ちゃん
クリエーター情報なし
講談社
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 来年1月のル・テアトル銀座... | トップ | <訃報> 七代目中村芝翫 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アメリカの夜(映画日記)」カテゴリの最新記事