
手塚治虫文化賞の新生賞受賞作(それも審査委員全員一致だったとか!)ということで、読んでみました。確かにこれは力作だ!
このマンガのストーリーや作者のプロフィールは以下のリンクでご確認ください。(特にプロフィールは興味深い!)
・手塚治虫文化賞の新生賞
この本の解説にもあるように、さまざまな登場人物が最後に関係付けられていくストーリー展開は亡くなったロバート・アルトマン監督みたいではあるし、皮肉屋っぽい視線もこれまた亡くなったSF作家カート・ヴォネガットを思い出させはするけれど、わたしはむしろ時空を超えた絵巻物みたいな感覚でこのマンガを読み終えました。
シンプルな描線に、個々の人物や時代の持つ過酷さ…。
絵巻物とかエジプトの壁画が語る歴史や神話みたいな厳かさというか、これはピアノをめぐる話なのですが、ピアノの木目さながらの絵柄が過去も現在も等価値にしてしまうような呪術的作用を持っているんですよね~。
とにかく、珍品というか、不思議な作品。
この漫画家の別の作品も読んでみようかなと思っています。(小津の『東京物語』を題材にした作品もあるというし。)
というわけで、あんまり感想になっていませんが、最近では必読の作品ですね、コレは!
<過去の関連記事>
・<訃報> 作家 カート・ヴォネガット
・ロバート・アルトマン監督 死去
このマンガのストーリーや作者のプロフィールは以下のリンクでご確認ください。(特にプロフィールは興味深い!)
・手塚治虫文化賞の新生賞
この本の解説にもあるように、さまざまな登場人物が最後に関係付けられていくストーリー展開は亡くなったロバート・アルトマン監督みたいではあるし、皮肉屋っぽい視線もこれまた亡くなったSF作家カート・ヴォネガットを思い出させはするけれど、わたしはむしろ時空を超えた絵巻物みたいな感覚でこのマンガを読み終えました。
シンプルな描線に、個々の人物や時代の持つ過酷さ…。
絵巻物とかエジプトの壁画が語る歴史や神話みたいな厳かさというか、これはピアノをめぐる話なのですが、ピアノの木目さながらの絵柄が過去も現在も等価値にしてしまうような呪術的作用を持っているんですよね~。
とにかく、珍品というか、不思議な作品。
この漫画家の別の作品も読んでみようかなと思っています。(小津の『東京物語』を題材にした作品もあるというし。)
というわけで、あんまり感想になっていませんが、最近では必読の作品ですね、コレは!
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・ロバート・アルトマン監督 死去
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