切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

17歳容疑者の実名、フジテレビ「とくダネ!」で放映

2005-02-16 08:06:46 | TVピープル
昨日の記事を書いた段階では知らなかったのだけど、いずれこういうことが起きるだろうとは思ってました。

別に実名報道一般を批判する気はありませんが、安易な情報ソースとして卒業文集を扱うマスコミと、加害者になったとはいえ教育の現場で作られた文集の作文が公開されてしまう事を黙認してしまう教育界。この二者に、高みに立ったような発言をする権利があるのかと言いたくなってくる。

マスコミの場合で言えば、所詮は他人事の三面記事ネタから多少は世の中に役立つ教訓を引き出したいのであれば、別の切り口はないのかということ。卒業文集から人物や教訓など浮かんでは来ないでしょう。(せいぜい俗っぽい解釈ぐらいが関の山で。)

また教育界で言えば、教育の一環としてやっているはずの卒業文集の内容の流出・公開はテストの答案や通信簿・内申書の公開とあまり変わらないのではないかと思える。せめて、かつての担任辺りから、「こういった取材は遺憾だ」ぐらいの発言が出てもいいのではないでしょうか?(だから、殺意を持たれても当然だとまでは言わないが。)

「少年犯罪の凶悪化」なんていうが、結局のところ、「オトナの無責任化」も相当なものなのではないかと言いたくなってくる。

17歳容疑者の実名、フジテレビ「とくダネ!」で放映 (読売新聞) - goo ニュース
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マスコミの暴力団的構造 (不老愚 助光)
2005-02-17 18:55:05
マスコミでは「悪いニュースはいいニュース」と言う言い習わしがあるそうです。

被害者の心の痛みも考えず、事件を必要以上にセンセーショナルに書き立てます。

傷ついた心に土足で踏み込む様な事を平気でします。

その主な原因は取材会社の構造に有ると思われます。

つまり 事件の第一線で取材に当たって居るのは今やマスコミ会社の子会社か下請け会社です。だから 親会社から「もっと突っ込んだ取材をしろ!!じゃないと取引停止だぞ!」

とハッパをかけられる。だから哀れな子会社、下請け会社は過度な取材に走らないと活きては行けません。そこでもし苦情が発生しても「あれは下請けのやった事です。今後気を付ける様に良く言っておきます」と逃げてしまうのです。

そして又「もっと突っ込んだ取材をせい!」

とシャァシャァとやるわけです。

何か暴力団にソックリじゃありませんか?
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