切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

アクセス御礼 【過去記事】「センター試験出題「僕はかぐや姫」をめぐって。」

2013-01-24 21:42:37 | 超読書日記
毎年センター試験前後になると、この過去記事にアクセスが集まるんですよね。ただ、たいしたこと書いてないんで、多少心苦しくもあるんですが・・・。というわけで、アクセス御礼と雑感を・・・。

2006年頃にはブログ更新に熱心で、歌舞伎劇評も結構やってるんじゃないのかな?

そういう意味では懐かしい記事なんですが、もう7年前ですか。わたしも懲りずにブログやってるなあ~。

で、高校文芸部を舞台にした作品のこの雰囲気、今の高校生にもわかるんでしょうか?文芸部じゃないけど、『げんしけん』みたいなマンガもあったし、わたしの書いたことをわかってもらえてるのか、今となっては多少不安ではあるんですよ。あるいは普遍的なものなんですかね、この<僕>って感じ。

性別の問題は別にすると、「真面目に語り合いたい」みたいな衝動って、バブル期の浮かれ騒ぎの反動みたいなところがあって、バブルについていけない真面目な人たちって、結構宗教とか自己啓発セミナーなんかに行ったんですよね~。あの人たち、その後どうなったんだろう?

で、なかには宗教に行かずにお笑いに行った人たちがいて、オアシズの二人なんて、ちょっと『僕はかぐや姫』っぽい雰囲気を湛えていると思うんですが、これはわたしの気のせいでしょうか?(たとえば、光浦さんが島田雅彦ファンだというところとか!)

と、つらつら考えるにつけ、今の大人になったわたしが思うのは、哲学も思想も文学も結局、わたしの人生に何の役にも立たなかったな~ということ。愚直に語学とか資格の勉強でもした方がよっぽど役に立っていたろうなって・・・(といいながら、むかしはそういう愚直な勉強虫をバカにしてた!)。でも、集団圧力に負けて遊んだ連中だってその体験は何の役にも立っていないはずで、結局趣味なんて等価なんですよね~。だから、自分が楽しかったんなら良い思い出じゃんってことで、田中康夫が予言した結末「すべては等価」ってことに収斂しちゃうのかな?

ということで、取り留めありませんが(笑)!この作品、復刊すればいいのにね、センター試験のおかげで結構人気あるみたいだから!表紙のデザインもちょっとよいし!

僕はかぐや姫 (福武文庫)
クリエーター情報なし
福武書店
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2 コメント

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kobaj@nikkatsu.co.jp (内線561)
2013-01-25 00:37:51
自分の身を振り返ってみて思うけれども、資格とか語学の勉強したって何の役にも立たなかったなぁと思うよ。

まぁ、駄目な奴は何をやっても駄目ってことだけれども。

外国語の勉強はいいけど、簡単に取れる資格ばかりとっても、「足の裏の米粒」だしね。

先達の古典に触れたり、伝統芸術に触れた方が、心が豊かになりそうな気がするなぁ。
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コメントありがとうございます。 (切られお富)
2013-01-25 23:29:20
コメントありがとうございます。

古典とか伝統芸能がいいですね。

今振り返ると、映画好きに読者の多かったポストモダンの思想なんて、何の役にも立ってないですもの。(今日日、誰も読んでない!)

浅田彰の逃走論とかスキゾキッズって、フリーターの言い訳に使われた挙句、小泉政権下であっさりバイト切り&派遣切りに遭うわけでしょう。(今ならノマドですかね?)

しかも、当の浅田は大学教授で逃走どころかエスタブリッシュそのもの。中沢新一の宗教学より罪が重いと思いますよ。

語学も帰国子女がたくさんいる昨今、意味ないですかね~。

となると、若いうちに体験とか経験を重ねるってことなんでしょうか?

そういう意味では、若い人のほうがシタタカかも知れませんネ。
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