タイミングを逸してしまったんだけど、映画監督・谷口千吉の訃報についてはいいたいことがあったんですよね。残念ながら、八千草薫の話でないところで・・・。
谷口千吉監督しのぶ会 映画スタジオで(スポーツニッポン) - goo ニュース
谷口千吉というと、最初の奥さんが脚本家の水木洋子(成瀬巳喜男の映画の脚本を書いてた人。)、二度目が若山セツ子、三度目が八千草薫なんですが、若山セツ子という女優が晩年不幸な死に方をしたという話は、多摩川周辺在住の映画ファンの間ではちょっと知られている。
わたしが若山セツ子を知ったのは、マキノ雅弘監督の『次郎長三国志』シリーズのお蝶役。世間的には、『青い山脈』の方が有名なんでしょうが、映画ファンが名画座で見るのは、やっぱりマキノ雅弘ってものでしょ?
でも、女優としてインパクトがあったというより、清新さというイメージしかなかったりもしたんですけどね・・・。
で、谷口監督絡みでいうと、やっぱり監督のデビュー作にあたる『銀嶺の果て』で、素朴な田舎の少女役が印象に残る。
これが、実に素朴でいい役なんですが、この少女が監督と結婚して、精神を病んでしまうなんてねえ~。後々のことを知ってて映画を観るとなかなか痛いものがあるんですよ。
もちろん、他人様の結婚生活に何があったかは知りませんが、非情に不幸な形で晩年彼女は亡くなっていて、映画ファンの話題にも上ることは少ないでしょう。だから、谷口監督の訃報に寄せて、谷口・八千草のおしどり夫婦の話ばかりじゃなく、彼女の話題を書く人が一人ぐらいいたっていいじゃないってことで、いまさら記事を書く気になったんです。
詳しいことは、お調べになればわかりますが、わたしが人づてで聞いた話は随分悲惨なもので、この機会を借りて、谷口監督と共にご冥福をお祈りしたいと思います。
さて、谷口監督というと、忘れてはいけない映画がもう一本。それは、深作欣二がリメイクしたことでも知られる『ジャコ萬と鉄』という映画で、わたしが知る限り、三船敏郎の主演作で、黒澤作品を除いたベストがコレです!というより、三船敏郎がやった役で、一番カッコいい役はコレかな!とにかく、若いときはハンサムでカッコよかったんですよね、世界の三船も!どうも、DVD出てないらしいんだけど、観る機会があったら、お見逃しなく!
それと、急に思い出したけど、『銀嶺の果て』の音楽は伊福部昭で、彼が最初に手がけた映画音楽がコレだそうです。実際、最初の音楽はのちのゴジラを想起させてくれるものですしね。加えて、筒井康隆の小説『銀齢の果て』はこれのモジリですよね、きっと。
というわけで、取り止めがなくなりそうなので、この辺で!
谷口千吉監督しのぶ会 映画スタジオで(スポーツニッポン) - goo ニュース
谷口千吉というと、最初の奥さんが脚本家の水木洋子(成瀬巳喜男の映画の脚本を書いてた人。)、二度目が若山セツ子、三度目が八千草薫なんですが、若山セツ子という女優が晩年不幸な死に方をしたという話は、多摩川周辺在住の映画ファンの間ではちょっと知られている。
わたしが若山セツ子を知ったのは、マキノ雅弘監督の『次郎長三国志』シリーズのお蝶役。世間的には、『青い山脈』の方が有名なんでしょうが、映画ファンが名画座で見るのは、やっぱりマキノ雅弘ってものでしょ?
でも、女優としてインパクトがあったというより、清新さというイメージしかなかったりもしたんですけどね・・・。
で、谷口監督絡みでいうと、やっぱり監督のデビュー作にあたる『銀嶺の果て』で、素朴な田舎の少女役が印象に残る。
これが、実に素朴でいい役なんですが、この少女が監督と結婚して、精神を病んでしまうなんてねえ~。後々のことを知ってて映画を観るとなかなか痛いものがあるんですよ。
もちろん、他人様の結婚生活に何があったかは知りませんが、非情に不幸な形で晩年彼女は亡くなっていて、映画ファンの話題にも上ることは少ないでしょう。だから、谷口監督の訃報に寄せて、谷口・八千草のおしどり夫婦の話ばかりじゃなく、彼女の話題を書く人が一人ぐらいいたっていいじゃないってことで、いまさら記事を書く気になったんです。
詳しいことは、お調べになればわかりますが、わたしが人づてで聞いた話は随分悲惨なもので、この機会を借りて、谷口監督と共にご冥福をお祈りしたいと思います。
さて、谷口監督というと、忘れてはいけない映画がもう一本。それは、深作欣二がリメイクしたことでも知られる『ジャコ萬と鉄』という映画で、わたしが知る限り、三船敏郎の主演作で、黒澤作品を除いたベストがコレです!というより、三船敏郎がやった役で、一番カッコいい役はコレかな!とにかく、若いときはハンサムでカッコよかったんですよね、世界の三船も!どうも、DVD出てないらしいんだけど、観る機会があったら、お見逃しなく!
それと、急に思い出したけど、『銀嶺の果て』の音楽は伊福部昭で、彼が最初に手がけた映画音楽がコレだそうです。実際、最初の音楽はのちのゴジラを想起させてくれるものですしね。加えて、筒井康隆の小説『銀齢の果て』はこれのモジリですよね、きっと。
というわけで、取り止めがなくなりそうなので、この辺で!
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コメントありがとうございます。
教えていただいた本ですが、近所の図書館にあることがわかったので、是非読んでみます。
貴重なご情報ありがとうございました。
しかし、何でも記事に書いてみるものですね。ブログに書かなかったら、こういう本の存在もわからなかったですから。
今後もよろしくお願いします!