読みました。ネタバレにならない程度に感想。
前2冊との違いは、天吾くん、青豆さんに加えて、牛河という探偵(?)が前面に出てきたことです。
そして、この三人があまりにも孤独な人たちなんだな~。生い立ちなんか、三人ともかなり痛い~。
因みに、著者も前2冊からのインターバルを考慮しているのでしょう、前半はこれまでの展開を説明してくれる部分が多くて、わたしは結構助かりましたね~。(さすがに、攻略本の類は買っていないんで!)
で、ざっくりした印象をいうと、前2冊で提示された謎のつじつまが、かなり合ってくる感じ。
前2冊では、「これで終わり?」って感じでしたが、3冊目で、多くの読者はある程度納得できるんじゃないのかな?(というか、変にわかりよすぎる。)
それを踏まえた読後感でいうと、宗教問題に惑わされはしたものの、結局、ゴダールの近未来映画『アルファビル』や短編映画『新世界』みたいな作品だったのかなという気も・・・。
要するに、「偉大な愛の物語」みたいな落としどころなの?、と思ったんですが・・・。
(「愛のための脱出劇」みたいな、ね。)
しかし、個人的には「牛河って可哀相!」って思ったな~。それと、天吾くんのお父さんの病院のくだり、安岡章太郎の『海辺の光景』という小説を思い出しました。もっとも、アレはお母さんを看病する話だったんだけど・・・。
というわけで、1冊目は「傑作かも?」、2冊目は「これで終わりなの?」、3冊目で「一応納得はいった。けど、なんか突き抜けなかったな~。」というところかな、わたしは!
・前2冊の感想
注:『新世界』は『ロゴパグ』に収められています。
前2冊との違いは、天吾くん、青豆さんに加えて、牛河という探偵(?)が前面に出てきたことです。
そして、この三人があまりにも孤独な人たちなんだな~。生い立ちなんか、三人ともかなり痛い~。
因みに、著者も前2冊からのインターバルを考慮しているのでしょう、前半はこれまでの展開を説明してくれる部分が多くて、わたしは結構助かりましたね~。(さすがに、攻略本の類は買っていないんで!)
で、ざっくりした印象をいうと、前2冊で提示された謎のつじつまが、かなり合ってくる感じ。
前2冊では、「これで終わり?」って感じでしたが、3冊目で、多くの読者はある程度納得できるんじゃないのかな?(というか、変にわかりよすぎる。)
それを踏まえた読後感でいうと、宗教問題に惑わされはしたものの、結局、ゴダールの近未来映画『アルファビル』や短編映画『新世界』みたいな作品だったのかなという気も・・・。
要するに、「偉大な愛の物語」みたいな落としどころなの?、と思ったんですが・・・。
(「愛のための脱出劇」みたいな、ね。)
しかし、個人的には「牛河って可哀相!」って思ったな~。それと、天吾くんのお父さんの病院のくだり、安岡章太郎の『海辺の光景』という小説を思い出しました。もっとも、アレはお母さんを看病する話だったんだけど・・・。
というわけで、1冊目は「傑作かも?」、2冊目は「これで終わりなの?」、3冊目で「一応納得はいった。けど、なんか突き抜けなかったな~。」というところかな、わたしは!
・前2冊の感想
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注:『新世界』は『ロゴパグ』に収められています。
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