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切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

X'masといえば、『素晴らしき哉、人生』!

2005-12-07 23:59:59 | 今週のお題(TB練習板)
久々にgoo-ブログの「今週のお題(今年のクリスマスの予定は?)」にのってみようかと…。例年クリスマス時期は忙しいことが多くて、家に帰ったら明石家サンタに慰められそうになるんだけど、それじゃああんまり悲しいんで、ついつい手にとって朝まで観てしまうビデオが、この『素晴らしき哉、人生』という映画。ちょとネタバレだけど、最後の二度目に降る雪のシーンなんか、何回見ても泣けてくる~。

雪が降る映画では『素晴らしき哉、人生』とヴィスコンティの『白夜』、冬という事ではロメールの『冬物語』っていうあたりが大好きなんだけど、この三本に共通しているのは、最後のオチが重要な映画だってこと。だから、あんまり詳しく言うと完全ネタバレになってしまうところが悩まし~い。

ぼやかして言っておくと、『素晴らしき哉、人生』と『冬物語』がオプティミスティックで、『白夜』がペシミスティックな結末なんだけど、共通するのは、冬、雪(『冬物語』では降ってなかったような気がしてきたけど、まあいいか!?)、そして主人公が"奇跡"を信じたいと願っているということか…。

『冬物語』では行き違いから行方がわからなくなってしまったヒロインの男に対する思いであり、『白夜』ではマルチェロ・マストロヤンニ演じる主人公のマリア・シェル演じる女の子への束の間の恋であり、『素晴らしき哉、人生』ではジェームス・スチュアート演じるアメリカ男性の夢と希望…。

叶えられた祈り』なんて小説もあったけど、「叶わぬ祈り」が似合うのって夏の盛りでもなければ、雨のシーンでもなく、冬場だったり、雪のシーンであったりするのは何だか不思議。なんとなく救いのある感じがするからなのかな~。

そういえば、「叶えられなかった祈りより、叶えられた祈りのうえにより多くの涙が流される。」なんて言葉もあるけど、まさにこの言葉ぴったりの映画ですよ、3本とも。

ところで、肝心の「今週のお題」、今年のクリスマスの予定なんだけど、今年はいろいろ考えているんで、今は秘密!予定が狂って、ブログ書いたりビデオ観たりしてなければいいけど…。(もう何度も観てるからな…、『素晴らしき哉、人生』。)

というわけで、とりあえずお奨め!

<おまけ>
・マリア・シェル死去(わたしの記事)

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