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切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

『男子厨房学入門』 玉村豊男 著

2011-10-31 23:59:59 | 超読書日記
世の中には二種類の人間しかいない!料理する人しない人。ここに男女の差なんてそもそも存在しないし、いまや、性別と「料理する、しない」はますます関係なくなってきてますよね。というわけで、この本は男子じゃなくても読んで面白いです。料理好き、料理したいけど、どこから始めたらいいかわからないすべて男子女子にオススメ!

弁当男子もいれば、昼はコンビニ弁当とかカップラーメンなんていう働くお姉さんも珍しくない昨今、<料理するひと=オンナ>みたいな構図は完全に崩れ去っているんじゃないですかね?だから、若い女の子を掴まえて料理させてその無知を笑うなんてテレビの企画はアナログにしか思えない。料理しない人は男女の区別なく、なんにもわかってないし、料理する人なら知らない料理でも結構応用が利く。

そういうもんじゃないですかね、そこのおじさんたち!

だから、料理もエクセルも等価値な時代に入ったってことだと思うなあ~。

そんなわけで、しつこく職場に弁当を持ち込むわたしは下手の横好きで、コンビニ弁当で残業するくらいなら、家に帰ってから何か作りたいと願う徹底的な自炊派なんですよ。

で、この本は単なる料理レシピ集とは違い、応用の効く料理入門でありかつ、意表を突いた料理うんちく本でもあります。この本って、ある意味、レシピ通りにしか料理できない人たちへの批判本なのかもしれないですね~。そして、高度なうんちくの連続で、料理する気のない人でも読み物として面白いはず。その点、新しい地平を開いた料理本なのかもしれないなあ~。

ちなみに、「料理しない人は家事全般ができない」というのがわたしの揺るぎない考えの一つで、家事一通りをやった事のないような人って、どんなに仕事ができてもわたしにとっては半端者って感じです。ただし、「できるけどやらない」とか、まったくやらないだろうけど歌舞伎役者みたいな「芸人」は軽蔑しません。以上、あしからず。

男子厨房学(メンズ・クッキング)入門 (中公文庫)
クリエーター情報なし
中央公論新社
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