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切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

『ダークナイト』 クリストファー・ノーラン監督

2009-04-18 23:59:59 | アメリカの夜(映画日記)
「映画館が選ぶ2008年映画館大賞」というのがあるのですが、その1位に選ばれていたのがこの映画。話の種に観てみたのですが、これは凄かった!確かに1位に相応しい!!日頃、浅いと思っていた(最近の)ハリウッド映画ですけど、捨てたもんじゃあないですね~。というわけで、簡単に感想っ。

リアルな熱気が結果!映画館が選ぶ2008年映画館大賞が決定! - goo 映画

要するに「バッドマン」シリーズの一本なんですが、恥ずかしながら「バットマン」ってはじめて観ましたよ。(プリンスの「バットマン」のサントラは聞いたことがあるんだけど・・・。)

で、こんなにも暗い世相を反映した作品だったとは、ちょっと驚かされました。だって、日本でいうところの股旅物みたいな終わり方なんですもの!

要するに、単純な勧善懲悪を信じてないところが凄いし、ブッシュ政権下のアメリカ社会の精神構造みたいなものを垣間見た気がしましたね。

しかし、なんといってもこの映画で魅力的なのは悪役のジョーカー。個人的には、ラオール・ウォルシュ監督の『白熱』でジェームズ・キャグニーが演じたギャング以来の魅力的な“悪”でしたよ。

そして、この悪役の恐さをCGに頼らずに演出と脚本で見せているところもよい!

この映画は監督が脚本も書いていますが、相当のやり手&有望株なんじゃないですか、きっと。

それと、人間の弱さを演出できたという意味では、ニコラス・レイ(『理由なき反抗』の監督です!)、ティム・バートン以来の、苦い映画を取れる演出家だと思いました。

というわけで、「本屋大賞」に対抗して作られた「映画館大賞」!。

まずはグッド・チョイスになってよかったなって感じですか!!

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